【摂理人が書く物語】あなたと私は、二人ではない。その3


「…はぁ…はぁ…」

駆け足で教会まで来たSueちゃん。
本堂に入る前に少し息を整えます。

「…ふぅ。
ちょうど…賛美が終わったところ、かな」

教会に入る直前、かすかに御言葉前の賛美の歌声が聞こえていましたが、Sueちゃんが入った時には賛美の音がなくなっていました。ちょうど御言葉に入る前のお祈り中でした。

「よし…今なら」

その合間にSueちゃんは本堂に入り、素早くお祈りします。

「(…神様。今日も礼拝に来れて感謝します。
明け方二度寝しちゃって少し遅れてしまいましたが、御言葉を思い出して諦めそうな心に火をつけてここまで来ました。
どうか…)」

「ハレルヤ!」

「「ハレルヤ~!」」

とお祈り中に、壇上の説教者がハレルヤ、と挨拶をしました。
御言葉が始まったのです。

「(…あっ、御言葉始まっちゃった!?どうしよ、まだちょっと心の準備が…)」

少し焦るSueちゃん。そんなSueちゃんを置いて、御言葉は進行していきます。

「(ま、まずい…みんな御言葉を聞こうと集中してる…)」

明け方を呼び起こすのは正直とても大変です。
体質になっていないかぎりは、眠気や様々な葛藤との戦いが毎日のように行なわれます。
しかし…いや、だからこそ、明け方の礼拝に来た人たち、特に熱を上げてお祈りした人たちは一層御言葉を深く聞こうと集中します。
御言葉を通して主と出会う、それが明け方の最高の祝福であり、希望だからです。

「アーメン!!」

そういうわけで、教会の雰囲気は熱い感じ。
心なしか、いつもより熱い気もします。そんな中、

「……」

Sueちゃんはまだ、心が乗りきれていません。そんな中、御言葉が伝えられていきます。

「(…あぁ、ダメ。御言葉が重いよ…)」

御言葉の流れに乗りきれず、心が引き気味のSueちゃん…。

「火は御言葉だ。」

「だから、火を維持することは御言葉を守ることだ。

御言葉と実践だ。」-摂理の御言葉「聖霊の火を消さない方法」より

「…あっ」

壇上からの御言葉をきっかけに、主日礼拝の御言葉を思い出します。

教える時、育てる時、管理をする時、腹が立つからといって、大変だからといって、うまくいかないからといって、気持ちを痛めつけられたからといってやめることなく、その時、持続的に水をやり肥料を与えるように、そのようにしなければなりません。-摂理の主日礼拝の御言葉「1.自分が願っていたことが駄目になっても失望するな。もっとよいものをくださる。2.行なう人は攻撃し、行なわない人は攻撃される。」より

「(そうだ、こういう時こそ、もっと自分に投資しよう。いつもより心を開いて、いつもより反応してみよう!)」

そして、Sueちゃんは御言葉に集中していきました。

すべき時間に行なう人は平坦な道を行く人だ。だから、楽に行く。-鄭明析先生の明け方の箴言より

「(あっ…これ私だ!今私は御言葉を聞くべきときに聞いてる!)アーメン!」

そんなSueちゃんを見ているかのように、壇上から御言葉が伝えられていきます。
…もちろん、神様は実際にご覧になっているのですけどね。
そんな御言葉に、Sueちゃんも心からの反応を返します。

「(なんか…本当に楽しい!こんなに神様が近く感じられるの初めてかも!)」

御言葉を聞きながら笑顔になっていくSueちゃん。
神様も彼女をご覧になって、とても嬉しそうです。

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霊肉ともに生粋の道産子・摂理男子。数学者を志す大学院生です(・∀・)もう30代間近…。 軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向。普段見える世界から色々なことを深く考え、悟りを得ることが一番の楽しみ。祈りと賛美大好き(*´∀`*)グルメ巡りと御言葉を基にした小説作品を作ることは私の密かな夢。