【摂理人が書く物語】一人の完全な人の価値。その5

前回→その4
D「…しかしなぁ。ほんと、わかってみると世の中は怖いよな。」
E「どうしたの、急に。」
D「今回のテストであいつらは遊んだり、お酒飲んでたり、彼女とイチャイチャしているうちに勉強する時間が足りなくて、結局テストはダメだったんだ。」
E「そうだったんだ。」
D「そんな感じで、<眠り>とか<酒、たばこ><食べて飲んで遊ぶこと><異性の愛><名誉、権勢、世の中の富・栄華、物質>…それに目を向けているうちに命の道に行けなくなって死んでいくなんて…怖いよな。」
E「そうだね。僕たちはわかってそこから出られたから、感謝だよ…。」
D「あぁ…。」
そういって、昔を思い出すD。
D「毎日酒に明け暮れ、夜中まで遊び、異性を追い求めて、毎日楽しかったよ。…でも、どこか満たされなかった。それで、もっと遊びまくって…そんなときに」
E「主に出会った。」
D「今にして思えば、怖かったんだな…。いつ終わるともわからない、そんな生活が。
E「そうだね。でも、神様は怖くない。主は怖くない。その方が導く通りに行けば、「ただ真実と真理」で100%天国の命の道まで導かれるからね。」
D「…完全なものって、本当に貴重だよな。」
E「完全なものは永遠に変わらないからね。
鄭明析先生が完全に作られた月明洞は、見に来る人の90%が「推測を越えて理想的だ!」という。
主は昨日も今日も変わらず、ただ毎日次元が上がり、もっと素晴らしく変化するだけ。
そのように…」
D「俺たちも完全にならないとなっ!」
E「そうだね。神様にとっても「完全な人」がとっても貴重なんだ。その人一人が地球世界、天下をすべて持ったことよりもっと大きいよ。」
D「…それは言い過ぎなんじゃねぇ?」
E「そんなことはないよ!
完全な人は「神様が地球と人間を創造なさった甲斐と喜びを教授できるようにする」。だから、神様にとっては地球や宇宙全てより価値がある存在なんだ。」
D「地球も、結局俺たちが完全な愛の対象体になるために作られたところだからな!」
E「「御子が去っていく前に、今、その人を探している。」そう、御子がおっしゃった。」
D「…俺たちが、そうならないとな。」
先ほどと同じような台詞を言うD。しかし、より気を引き締め、決心した様子である。
E「うん。」
それにEも同調する。
そんな二人の様子を見ながら、頼もしそうに見守る御子。
二人の変化をそばで見守り続けた御子は、彼らが変化することに喜びを感じ、完全な愛の霊体になることを心待ちにしています。
「推測」と「実際」とは異なる。確認しなさい。
神様の愛はあなたが考えているものとは異なります。
神様は「神様を愛する時だけ」あなたを愛しているのではありません。
Dさんは摂理に来る前、世の中の遊びに、異性に、ひたすら溺れていました。そんなDさんも神様は愛し続けていました。
だから、彼も友達のEさんに連れてこられ、摂理に呼ばれたのです。
神様が愛してくださるから、私たちは生きられるのです。そして、その愛を悟ったから、Dさんは今のように変化してきたのです。
「生きていること」が貴重です。生きてさえすれば、変化を成すことができるから。今生きていることが、感謝なことなんですよ。
「完全な人一人の価値」は「天下」よりもっと貴重だ。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。