「思考」と「行動」のギャップ。ありのままの自分で…

こんばんは、satoです。

今日は私が気づいたことを書きます。

私は「行動」と「思考」にとても大きなギャップがあります。
これは発達障害の検査をする過程で分かったことなのですが、思考面(たとえば、形式操作とか知識とか)はかなり高く、動作面(手先の器用さ、動き出しなど)は普通の人並みなのです。あと、暗記力もたぶん高くなかったはずです。
「動作も普通の人くらいなら問題ないのでは?」と考えてしまいそうなのですが、というか私も考えましたが。
実は、動作と思考にギャップがある、ということが私の「発達障害」の特徴と言えます。

そもそも発達障害とはいったいどういうものなのか?
これは私の解釈ですが「脳の発達に偏りがあって、それによって生活に支障が出る」状態のことかなと思います。
私の場合は「思考」と「動作+暗記」ですが。
たとえば、「色々なことを感じる力」が強すぎて、ほかのことに集中できない。
頭では色々わかるのだけど、行えない。
こういったことで苦しくなったらそれが「発達障害」と言えます。

実際、心理検査の結果をグラフで見ると、特徴的な「凸凹」があるのです。つまり「ある分野」はかなりできるけど「別のところ」ではかなりできない…という感じで。
そして、そのギャップによって知らず知らずのうちに苦痛が来ることもあります。

私の場合、今まで「どうして自分は言われたことをすぐに行えないのだろうか?」と悩んでいました。
人に言われたことは大体理解している。だけどいざ行おうとすると抜けが多い。
頭の中では「こうしたらいい」という理念はある。だけどそのように行えない。
そのギャップによって苦しんでいました。そして、頭の中にあるがゆえに「自分はダメな存在だ」と考えるようになる。

人が困っていることを聞いたら、全部自分が解こうとする。
自分がすべきことを一日ですべてやろうとして、膨大すぎてできない。

そうして、自分がうまくできない、ダメだ、と考える。

すべて「自分の行動力が高くない」ことを忘れて「頭の中でできるだろう」と考えるからでした。
そう、私は…「自分の身の丈より上のことをやろう」として失敗していたのでした。

すべて、私がする必要はない。
私の頭の中にある「理想」通りにできなくてもいい。
私は「私が全力でできることより少し上」のことをすればいい。

「自分の行動能力」に合わせて、自分のすべきことを合わせればいい。
調子が良くなればもっとすればいいし、悪ければ抑えてもいい。

思えば、私はいつも「頑張りすぎ」と言われたり「焦っている」と言われたりすることが多かったです。
そのたびに「頑張りすぎというより、むしろ頑張ってない気が…」と思ったり、「焦らないともっと高くなれない」と思っていたのですが。
それは「私の頭が理想を描きすぎて、行動が追いつかない」状態を見て話していたことだったのかもしれません。

すべての問題を解決しようとするのではなく、まずは「私のできるところ」から。
小さいことを一つ一つ行うことで、大きく変化できるこの御言葉を信じて、焦らず、自分の頭の理想に流されず邁進していきたいです。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。