「数学」から「算数」へ~観念主義でなく、実存主義が得る。

おはようございます、satoです。

今朝、こんな記事を見ました。
カルビーを「数学」から「算数」の会社にしたら増収増益になった@ダイヤモンド・オンライン

この記事、最初にtwitterで見て気になると思いつつスルーして、その後「数学」で検索したときにも出てきて、それもスルーして…(笑)
としていたら、摂理の人からこんな記事がありますよ、と教えてもらい(笑)
これは何かあるな…と思って無料会員に登録して全て読んでみました。(全文を読むためには無料会員にならないといけないのです)

カルビーというのはポテチで有名な会社です。私も子供の頃からうすしお味が好きでした(笑)
ポテチだけでなく「フルグラ」などのヒット商品を続々と生み出しています。
その裏にどのようなことがあるのか、というのが分かるのがこの記事です。

ここで話しているのは代表取締役兼CEOの松本晃さんで、特に印象的だったのは

従前のカルビーは「3次元方程式」だった。つまり購入と生産と販売のバランスに苦労していた。…(中略)…
だから「1次元方程式にする。数学から算数に改めるのだ」と宣言した。

(強調部は私による編集)という言葉でした。数学的に正しい言葉でいうと、「購入、生産、販売」の3つの変数を使った「連立方程式」をやめて、1つの変数に絞って数式をシンプルにした、ということです。具体的にどのようにしたのかは上に挙げた記事を読んでいただければと思います。

確かに、数学を用いれば、3つの変数の均衡を求めることはできます。
しかし、それは会社の状況に合わなかったし、実行するのが大変だったのかと思います。
それで、ここでは核である「売上」を上げるためにどのようにするのかを考え、より具体的に実行しやすいようにした、ということです。
これが成功したことによって、カルビーは今でも売上を上げています。

数学は深い理論です。しかし、それを正しく理解しようとするととても時間がかかります。
そうではなく、数学の理論を実際の問題に当てはめて使うことで問題を解決する、というのはものづくりの現場で使われているものです。

鄭明析先生がおっしゃった御言葉にこんなものがあります。

「考えるだけでは鶏の卵も生まれない。実存主義が歴史を生む」

その言葉の通り、鄭明析先生も聖書の言葉、神様から教えられた御言葉を実践して得てきました。
その結果、今の摂理があります。今の摂理は先生の実践なしには存在しなかったのです。

数学も抽象的な理論ですが、それだけでは現実に何も残せません。
数学も「使ってこそ」現実に何かを生み出すのです。
これと同じく、聖書を読んで御言葉を深く理解することも大事ですが、それ以上に「御言葉を行う」ことが大事です。
小さくても御言葉を行えば、現実に何かを残せるからです。

無論、数学研究それ自体も大事です。
なぜなら、数学自体を深く研究することで「より広いフィールド」で使える理論が作られるからです。
特に、数学においては100年前に研究されたことが現実に使われる、ということはよくあることです。
そういう楽しみもあるので、私は数学を研究しているのです。

ただ、数学研究者の性なのか、どうしても物事を複雑に考え実際に動けなくなったり、理解することに満足して実際に行動しなかったりすることも多くあります。ここは私の反省するところです。
迷ったときはシンプルに考え、一つ一つ主と共に行動していくようにしていきたいです。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。