satoの数学小説シリーズ「真理の森の数学セミナー」絶賛更新中!

オーストラリア国費留学生の就活ー全社落ちたが

オーストラリア国費留学生の就活ー全社落ちたが

オーストラリア人 日本の国立大学4年生Jackです。先月、ついに内定をいただきまして、3月から長い約6ヶ月、諦めずに最後までやった努力が報われました。しかし、実は今年の3月になるまで、就職するつもりは一切なかったんです。

 

就職をするつもりが無かった僕が、就活を始めた理由

前の記事で述べたように、私は摂理に導かれる前からクリスチャンでしたが、家族は特に信仰を持っていません。

 

父親に自分が日本に留学した本当の気持ちを伝える

今年の3月の1年ぶりの帰国の際に、人生で初めて親に、私が日本へ留学した本当の理由を打ち明けました。「実は日本に来た理由は勉強するためではなく、将来は宣教師になりたいと思って、日本人をはじめ多くの人に福音を宣べ伝えるために日本に来たんだ」と打ち明けました。

 

父親を伝道できたらいいなと少し希望を抱いていましたが、話の展開はまったくそうならず。

 

その代わりに、

「やっぱりそうだった。」

父親からこんな返事が戻ってきました。

 

「なんとなくそんな気がした。でも今回は本人から直接聞けたから、確信できた。」

父親からは初めてこんな話をされました。これまで言葉では何も言わなかったけれどずっと関心はもってくれていたんだな、ということに気づいたのです。

 

 

父親から諭されたこととは

その次に父に、

「だが、本当にそうならば、お前の言っていることとやっていることが違うじゃないか」と指摘されました。

 

話が進み、いろいろ考えた末に、確かにそれは否めない、と思うようになりました。

 

オーストラリアでは中等教育が原則中高一貫で行われていますが、私は州立トップの中学・高校に6年間通ってきました。どんなレベルの学校かというと、例年、学年の180人の生徒のうち、1/3が医学に進学し、ほか1/3が法学に進学し、残りの生徒のほぼ全員が大学に進学するような感じの学校でした。私は入学2年目から、医学に憧れ、目指すようになりました。

結果としては受かりませんでしたが、その原因を冷静に分析してみたら、自分が高い目標を持ちながらも、時間は結局すべて教会の活動や学校のキリスト教サークルに注ぎ、目標(=言っていること)と行動(=やっていること)が矛盾していたということに気づきました。

 

このパターンがやはり、来日してからも変わりがなく、今回は「日本人を伝道したい、宣教したい」と言いながらも、単位を落とさないよう日本語で行われる授業や課題に忙しく、時間の使い方を分析してみたら、ほとんど勉強に費やされており、果たしてどれくらい伝道できたのかと考えたとき、疑問が湧いてきました。

もともとは大学生の宣教に自由に関われる期間を延ばそうと思って大学院に進学しようと思っていました。

 

しかし今回帰国したときの父親との対話の中、自分が変わらなければ時間の使い方も変わらないだろうし、伝道したいと言いながらも、進学後、また研究にすべて時間が費やされてしまうじゃないかと思って、その選択肢に限界を感じました。そこで父親のアドバイスを受け止めて、3月に方向を変えて、来年からは学生時代を抜け出して、社会人になることを決意しました。

 

就活をすぐに始めるモードにはならなかった

とはいえ、すぐに就活へと心を切り替えたかと言ったら、そう簡単ではありませんでした。その理由の一つは、「世の中はサタンの世界」というような固定観念を抜け出すのにかなりの時間が要したからです。この固定概念によってやる気が奪われていきました。また、これまでの人生では社会人になることに対して一切考えたことがなく、就職するといってもまったくイメージが湧いてきませんでした。

 

もう一つは、「日本で働く」という選択肢に関してです。就職活動をしながらも、「日本で働きたい」という気持ちは正直強くありませんでした。卒業後そもそも日本に残ろうと思ったきっかけは、摂理に来て間もない頃に、宣教師の方と面談する機会があって、その方に「将来、世界各国の信仰の基準者を伝道したいです」と言ったとき、「そうならば、日本にいる外国人を伝道したらいいね、日本に残るのがよいとおもうよ」と言われたからです。私は、その言葉が、神様が宣教師さんを通して私におっしゃった啓示(神様からのメッセージ)だと捉えて、今に至ります。

 

でも正直に自分の心から「日本が好き!!」という気持ちがなく、外から言われたことを自分の目標にしようとして生きてきたため、やはりそこにも自分の「言っていること」と「やっていること」にギャップが生じました。

 

 

日本で就職することは御心だと感じてはいた

一方で、かなり早い段階で、日本で就職することは御心だということに対して、いくつかのしるしもありました。

 

その中で一番決定的だったのは、先生の故郷であり世界唯一の自然聖殿でもある月明洞に行ったときでした。就活すると決める前から、今年の3月に2週間、作業班として月明洞に行くことを決めていたので、予定通りに行きました。なんと、たまたまそこにいた間に、先生は日本だけに向けての御言葉をくださった日がありました。(注:最終的には世界中の摂理メンバーに伝えられた御言葉です)日本にいる人々は各教会で集まり、僕は先生の故郷で、そこにいる日本人と一緒に集まって生中継で繋いで聞きました。

 

その御言葉の主題が何かというと、「古いものを葬りなさい」でした。

 

そんな中で、先生の故郷にいながらも、外国人なのにこの御言葉を聞かせてもらっているということは、なにか私に向けての御心があるというふうに感じざるを得ませんでした。それまで就活に真剣に向き合えなかった私は、やっぱり今この与えられている機会に自分の矛盾を治すことに御心があると確信しました。

 

「どうすれば自分の言葉と行いとの矛盾をなくし、古いものを葬ることができるのか」研究しながら一層就活に取り組むようになりました。

 

就活、全部落ちた日々

そこからの約6ヶ月、多くの会社を受けてきたけれども、うまくいかないことばかりでした。周りから「Jackは優秀だから絶対に大手に受かるよ」というふうに言われていたので、きっと難関な会社に入れるだろうと思って、大きい企業ばかりを目指しましたが、うまくいきませんでした。

 

その次に目標を下げて、小さい企業も受けてみましたが、全部だめでした。「私は本当にできるのかな」と自信を失いかけるようになりました。

 

そもそも日本で就職することが御心なのか、来年帰国することが御心なのではないか、という疑問まできて、本当にいろいろ悩む時期がありました。

 

そのまま6か月が過ぎて、就活を続けていたものの8月末まで成果は一切ありませんでした。

 

しかし、天が私を見守ってくださって、人を通して私に愛を見せてくださって、「まだあきらめないで、ほかのところにもっとよい御心があるからつづけて探してみなさい」と励ましの感動をくださいました。

 

精神科医のお医者さんとの対話で自分の問題点が見つかった

8月中旬になってある日、精神科医のお医者さんがうちの教会を訪問しました。この方は非常に忙しく、普通はアポを取るのに3か月も待たないといけないそうですが、御心があったか僕がその日、その方と話す機会が与えられました。

 

その方も神様を信じる人ですが、私が根本的な解決を求め、就活をはじめ悩んでいた様々なことを話しました。

 

これまでは自分なりにうまくいっていない原因の仮説を立ててきたけれども、「根本的な問題はそこではなく、Jackの問題はもっとシンプルなんだよ」とおっしゃいました。「Jackは、条件の立て方を分かっていないんだ。」その診断の説明を聞いてみて、自分のこれまでの人生の経験に照らし合わせてみたら、本当にそうなのだな、ということに初めて気づきました。

 

「平均以下の努力で平均以上の成果を得られる」という自分に対する誤解に気づく

というのはこれまでの人生を振り返ってみると、父親に指摘されたことに加えてもう一つのパターンが見られました。それは、平均以下の努力をしながらも繰り返し平均以上の成果を残してきたことから、「俺は普通の人よりそんなにがんばらなくても高い目標を達成することができるやつだ」というふうに認識するようになってしまったことです。

 

代表的な例は、今の国費留学プログラムに受かったことです。

 

補足説明として、現在僕は5年間の勉強のための学費を全額免除してもらいながら、さらに生活のために文部科学省から毎月12万円弱をいただきつつ日本の国立大学に通っています。文部科学省は毎年、全世界から約50名の学生に例の奨学金を給与しています。その価値を想像してみると、競争の倍率がどれほど高いのかお分かりになるでしょう。

 

例えば知り合いの中では一人のブラジル人がこの奨学金のために3年間も準備して、試験を3回受けて、3回目にやっと受かったそうです。一人のクロアチア人は日本語を5年間独学して漢字を1500字暗記したそうです(僕は来日時、300字読めるか読めないかくらいでした)。それから一人のブルガリア人の友達はまるまる2年間、数学と日本語のプライベート講師の下で学習したそうです。

 

それに対して、僕の場合はこの奨学金の存在を知ってから受験するまで半年あるかないかのような状況でした。その中で準備できるだけ準備することはしましたが、他の多くの受験者と比べて大した準備ではなかったと推測できるでしょう。それにも関わらず、一発の受験で受かりました。全国で何人受験したか正確な人数はわかりませんが、その年オーストラリアから合格した人は僕一人だけでした。ちなみに僕の前の年にも、後の年にも、合格者は0人でした。

 

この体験談を読むと「コイツは優秀」と思うかもしれません。。

 

でも高校卒業時に医学に受からなかった自分としては、ズバ抜けて優秀というより、日本に来ることに御心があり、神様の助けがあったということを証しているという説明がもっとしっくりきます。

 

それからこれに似たような体験が、私の今までの人生の中で何回もあったわけです。それが「平均以下の努力で平均以上の成果を得られる」という誤解を生みました。その結果、何をするにしても、面倒くさいことがあったらこのことは自分に合わないといってそこから逃げてもっと楽な道を見つけるまで探す、というような人生を繰り返し生きてきた、ということに気づきました。

 

しかし今回、就職活動をするようにあたって、自分にとっての異国で、日本人と同じ土俵で戦う中で、周りと比べてもはや有利だとは言えない状況だったからこそ、自分の限界にぶつかりました。

 

 

就活全滅から一転、4社から内定をいただく!

この機会を通して、「私の一番の問題を本当に葬ってほしい」という天の願いを悟って、そこからは自分の問題に素直に向き合うことができるようになりました。面接官の前にもその姿勢の変化が見られたのか、そこから一気にうまくいくようになりました。

 

8月31日木曜日に一社目から内定の通知が届きました。
それから翌週の火曜日に2社目からの内定をいただきました。
また、2日後の木曜日に3社目の内定の通知が来ました。
そればかりか、その翌日の金曜日に4社目から内定をいただくようになりました。

 

6か月も一切成果のないまま就活をしてきたのに、こんなことがあり得るだろうか。

やはり天がずっと僕に、今葬るべきものを完全になくすことによって、引き上げの次元を上げてほしいという御心があったからだということを悟るようになりました。

 

御言葉を通して私を教え、行なうようにさせ、霊魂肉ともに次元を上げるよう変化させてくださった神様と聖霊様と御子様に心からの愛と感謝を捧げます!

就活・転職カテゴリの最新記事