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日本人ってすごいんですよ!数学・フィールズ賞編

なんだか自分の国に自信が持てていない日本人。でも、実は日本ってとってもすごい国なんですよ。

 

こんばんは、satoです。

前々回こちらの記事

こういう不満や、精神的な問題は現代に生きる多くの人が抱えている問題でもあります。

些細な事で怒り、怒鳴る人。

いつも不安で眠れず、精神の病にかかる人。

全てのことが嫌になり、逃げ出す人。そして、自殺する人。

現在、日本の自殺者は約30000人。

近年は減少傾向にあるようですが、一日に約100人が死んでいると思うと本当に深刻です。

と書きましたが、本当に日本人は精神的な病にかかっている人が多いのです。

その根本にあるのが自分や自分の国に対する『自信のなさ』

近年戦争に賛成している人、「やられっぱなしでいいのか!!もっと反撃しないとナメられるぞ!」という人がネットでちらほら見られますが、その根本の1つもこれなのではないかと思っています。

しかしながら、日本人は世界でも有数の素晴らしい力を持った国なのです。今日はその話を数学者(の卵)視点から書きたいと思います。

「ネパールのカレー屋さん」というお店のとても美味しいチキンマサラとナンのセット。
数学が苦手という人はこれを見つつしばし心を落ち着かせてくださいませm(__)m

数学におけるノーベル賞『フィールズ賞』の性質について

 

まず、数学の中で最高の栄誉ある賞がフィールズ賞です。といっても、これについて聞いたことのある人は数学好きを除くとほとんどいないのではないかと思います。

数学には「ノーベル賞」がありません。その理由は諸説ありますが、その代わりに作られたのがフィールズ賞です。といっても、この二つの賞には色々大きな違いがあるのですが…。

まず最大の違いがフィールズ賞には年齢制限があるということです。

ノーベル賞はどんなに年を取っても賞を取れるのですが、フィールズ賞には「40歳未満(より正確にはその年の1/1に40歳未満)」という制限があります。これに引っかかると、たとえば50歳に数学における新しい理論を作って、すごいと言われてもフィールズ賞は取ることができません。

さらに、4年に一度という間隔や同じような発見を同時にしたとしても、その功績で受賞するのは一人だけという性質、そしてその年に受賞するのが2人以上4人以下という人数制限も考えると、ここで受賞するのが如何に簡単ではないのか、お分かりいただけるでしょうか?

実際、フェルマーの最終定理を証明したアンドリュー・ワイルズも、『谷山・志村予想』(これについては後述します)の証明という数学的大偉業を成し遂げたにもかかわらず、それを成し遂げた1995年に40歳を越えていたがためにフィールズ賞は取ることができなかったのです。(が、この功績のために『特別賞』を得ることができました)付け加えると、ワイルズと共に最終定理の証明を行なったリチャード・テイラーはその後多くの重要な発見や証明をしたのですが、彼もフィールズ賞を取ることができませんでした。

フィールズ賞の国別受賞者数

 

さて、このフィールズ賞を受賞した人の数を『国別』に見てみましょう。

1位:アメリカ(13人)

2位:フランス(12人)

3位:ロシア(9人)

4位:イギリス(7人)

5位:日本(3人)

6位:ベルギー(2人)

以下:オーストラリア、イスラエル、ブラジル、カナダなどなどが一人ずつ。

そう、日本はなんと5位、3人も受賞しているのです。しかも、アジアで受賞しているのは日本以外ではイラン、イスラエル、ベトナムくらいです。

日本はアジアではトップレベルの功績を挙げているのです。もちろん、彼らは飛び抜けて優秀で、しかも海外で多くのことを学んできた人たちです。しかし、そういった人々を輩出できる日本という国にもっと自信を持っていいのでないか、と思います。

今日はフィールズ賞だけで終わりますが、これ以外にも「日本の『数学における重大な功績』」はたくさんあります。次はそれを書いていきましょう。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。
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