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「相手」の気持ちを読んで見てみる。

おはようございます、satoです。

ちょっと体力がなくなってきましたので、簡潔に…。
最近、将棋と卓球の動画をしばしば見ているのですが、そこで共通して感じたのが互いに戦略があって、それを読むのが重要だということです。
たとえば、将棋でいうなら単に王手をするより、「逃げ場を塞ぐ」打ち筋をするほうがより詰みやすいです。
また、最善手を打つだけでなく「相手の予想を越える」打ち筋をすることもあります。
これは相手を悩ませて、時間を取らせたり手を間違えさせることで劣勢をひっくり返すことが狙いです。
こういう手を「鬼の一手」とか呼びます。羽生善治竜王とかが良く出します。

卓球も同様に色々な回転を使って攻めを形成していきますが、卓球の場合「読み」と「技術」、そして「体力」が同時に要求されるところがあります。
マラソンしながらチェスをする競技ってたとえていた漫画もありました。
実際、卓球の試合をじっくり見ていると同じミスでも「凡ミス」だけでなく「何かを狙ってミスした」とか「相手の回転でミスした」とか、場合によっては「ミスさせた」なんてこともあります。
こういうところをじっくりと解説してくれる動画は非常に面白いです。個人的には全日本選手権の準決勝辺りがベストでした。

ところで、この「相手の思考を読む」というのは割と他のものでも有効でして。
実は私最近ある小説を読んでいたのですが、そこでも「相手の思考を予測する」ことで戦う人たちがいました。
実はこの話が一番通じるのが受験問題だったりします。
というのも、受験問題というのは「学校に入れる人を選別する」ものでして、したがってその問題にもこれが出来てほしいという意図がにじみ出ています。
大学だったら東大数学は「基本的な思考能力と正確な計算」、京大は「深く考える思考と閃き」という感じだった気がしますが、このような感じで各大学で傾向があります。
…ここまで難しい問題でなかったとしても、数学の問題だったら必ず「最後には解ける形になる」わけです。
図形でいうなら基本的な形は限られていますから、あとはそこに持ち込めばいいのです。むしろ、そこまでたどり着けるかを見よう、というのが数学の問題です。
そうなると、最も有効なのは基本形を当てはめていくことです。
まず、答えるべきところから「使える形」を予測し、そこから求めるものを作っていく。いわゆる「結論から考える」という話です。

なんてことを、バイトで教えている時にふと気づきました。

受験問題を「相手の視点で」見ると、とても楽しいことに気づけそうな気がします。
今はそこまで余裕がないし、なんとなく「真理の森の数学セミナー」とは違う視点なので、どこまで深めるかは分かりませんが。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。
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