おはようございます、satoです。
今週摂理では『平和にする人、神様の祝福を受けるようになる』という御言葉が宣布されました。
平和をつくり出す人たちは、さいわいである、
彼らは神の子と呼ばれるであろう。-マタイによる福音書5章9節
マタイによる福音書5章の『山上の垂訓』と呼ばれる有名な聖句、特に上に引用した9節を基にして、平和にする人、柔和で人と和睦をなす人は神様からの祝福を多く得られるのだ、という話です。
この聖句を聞いて、自分たちも人と仲良くしよう、優しくしよう、と考える人もいると思います。
しかし、時には「人を見るとどうしても素直になれず意地悪をしてしまう」という人もいます。
本当は優しくしたいのに、なぜか心にさざなみが起きて、思わず相手が傷つくようなことを言ってしまう。
そして、そういう自分を見て落ち込んだり、自己嫌悪が起きる。
そういう『素直になれない』人。私もこのタイプです。
インフルエンザで療養中見たある作品の中にこれに対するメッセージがあったので、今日はこれを紹介したいと思います。
今回の作品:マギアレコードについて
皆さんは『魔法少女まどかマギカ』という作品をご存知でしょうか。
名前は聞いたことがある、という人もいるかと思います。9年前の今頃放映されたアニメで、魔法少女を扱った作品ながら非常に重い展開が話題となり、三部作の映画も放映されました。
さらに、魔法少女の設定を引き継いだ外伝作品も多く作られました。
今回の話は外伝作品の一つである『マギアレコード』から気づいたことを話していきたいと思います。
もともとはスマホのアプリゲームだったのですが、今年の1月からアニメが放映しています。
私はゲームをしたことはないのですが、動画で時たま見ていて面白いなと思っていた作品でもあります。
この作品群に出てくる登場人物の多くは「願いを一つ叶える代わりに魔法少女となって戦う」運命の中で生きています。
マギアレコードでは『病気の妹を助ける』ために魔法少女となった環いろはという少女が、行方不明となった妹を探す中で神浜という街で起こる異常な出来事に巻き込まれていくという話を軸に進んでいきます。
背景説明:今回の話の中心人物
今回話すのはその3話、”絶交階段のウワサ”に神浜の魔法少女である水波レナと秋野かえでが巻き込まれたところです。
今回話したいことにも関わるので、この2人について、特に水波レナを中心に軽く説明したいと思います。
水波レナという少女はいわゆる”ツンデレ”と呼ばれる性格で、自分自身の本音とは裏腹に人にきつく当たってしまったり、つい意地悪なことをしてしまう、そんな子です。
彼女は理想の自分とはかけ離れた自分を変えたくて”別人になりたい”という願いによって魔法少女となりました。
秋野かえでは戦いは不得手ですが基本的に素直であり、(良くも悪くも)思ったことを素直に話す子です。
彼女は家族が大切にしていた家庭菜園を守るために”マンション建設の中止”を願って魔法少女になりました。
水波レナと秋野かえでの2人は友達であり、十咎ももことともにチームで魔法少女としての戦いをしています。
が、この2人は些細なことでよく喧嘩し、絶交する!といっては謝って、という感じで過ごしています。
(余談ですがこの謝るのがゲーム版では「レナから」なのに対し、アニメ版では「かえでから」に変わっています)
その中で絶交階段のウワサを聞いたレナが2人の名前を書き、かえでが謝ったことによって「絶交階段に名前を書いた2人が謝って仲直りしようとすると無限に続く階段に連れて行かれる」というルールに従ってかえでが連れて行かれてしまい、彼女を取り返そうというのが今回の話の背景です。
本編:素直になれない自分を認めてくれる存在
絶交階段のウワサの持つ結界の中で無事に2人は再会します。そして脱出するために結界の中にいる主を倒そうとするのですが、その中での会話が今回のポイントです。
水波レナは『自分が一方的に怒って、かえでが一方的に謝る』という今の関係が友達とは言えない、だから絶交すると言います。
そもそも、本来彼女は悪人というわけでなく、絶交階段に名前を書いてまで絶交をしようとしたのも自分が怒ってしまうことでかえでが傷つくこと、そうする自分を見ることが嫌で離れようとしたというところが大きいように、人のことを全く気にしないわけでも、優しくないわけでもありません。
むしろ、人の気持ちを感じられる繊細な子と言えます。ただ、言葉がうまく出なくて、態度がうまくできなくて、理想と異なる自分が嫌で、そうなってしまうだけ。
それに対して、秋野かえでは絶交するのは嫌だなと言って、次のように話します。
レナちゃんって自分勝手で、ワガママで、怒りっぽくて、人見知りだけど。
別にそれでもいいんじゃないかな。
レナちゃんはそのままでいいし、わたしとレナちゃんもずっとこういう関係でいいんじゃないかな。
だから友達じゃないってことには、ならないと思うよ。
とまぁ、こんな感じです。
この言葉、思った以上に結構深くてですね。
水波レナ自身が嫌だと思っていた『自分勝手で、ワガママで、怒りっぽくて、人見知り』なところも秋野かえでは肯定して、その上で友達でいたいと思っている。
この自分が嫌だ、変えたいと思っているところも肯定してくれるこの言葉が『素直になれない』人にはとても大事なのです。
勘違いしないでほしいのは、決してその性格がいい、と言っているわけではないということです。
きっと秋野かえでも『自分勝手で、ワガママで…』な性格がなくなったら、それはそれでいいのです。よね?
大事なのは、そこでなく嫌なところもあるかもだけど、私はそんなあなたを認めるよということです。
嫌な性格があるからと言って、あなたを嫌いにならないよというメッセージなのです。
私も含めた『素直になれない』あなたにも、そういう人はいると思います。
自分がダメで、変で、うまくいかないと思っているけれど、そばにいてくれる人。そういう人は、上のように「嫌なところもあるけれど、それであなたを嫌いにならない」と思っているはずです。
もしどうしても嫌なら、離れていくのですから。
少なくとも、神様はそうです。私達はそう教えられました。
神様から見たら足りない私達ですが、だからといって神様が絶交する!とは言わないです。もしそうであるなら、私達はもう死んでいるでしょう。
今週は『平和をなすこと』が祝福を受ける鍵だ、と話しました。
もちろん人との関係においても平和を成すべきですが、そのはじめとなるのは『自分の心を平和にすること』。
『素直になれない』人は、『自分の心が常に争い』になっているかもしれません。
嫌なところがあるからと言って、私はあなたを嫌いにならない、この言葉を胸にしまい大切にすること、それが『自分の心を平和にする』第一歩です。
そして、もし自分の嫌なところがあっても嫌わない、そんな素敵な人に出会えたら。
そんな友達に出会えたら。
その関係はとてもとても尊いものです。
その関係を、ぜひ大切に守ってほしいです。
余談
以上で私が話したいことは終わりです。これ以降は余談です。
上の話からも感じられると思うのですが、今回のマギアレコードのアニメ、結構いい改変をしています。
そもそもゲームそのままでは尺の関係上難しいのですが、各登場人物の背景をうまく汲み取り、しっかりとまとめた感じで、各登場人物が好きな人には満足なものになるかなと思いました。
今後も楽しみですね。(見る暇があるかはさておき)
今週が終わる前に書き終えられてよかったー(´・ω・`)
この記事を書いたブロガー
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「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。
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