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聖書通読感想:賛美の始まり

おはようございます、satoです。
本日も聖書通読をしながら思ったことを徒然と書きたいと思います。

今日はちょうど詩篇を読み終えました。詩篇といえば、神様への賛美や祈りが多く書かれたところなのですが、改めて読むとその多さ、多様さに驚かされます。

読みながらふと、神様に対して喜び、神様を褒め称えることをするようになったのは、ここが初めてでは??という疑問が浮かんだのです。
ダビデより前は、どちらかといえば神様に従う、神様に助けてもらう、という話が多かったので…。

私が知る中で神様がなされた事を褒め称えた最初の描写は出エジプト記の15章です。

そのとき、アロンの姉、女預言者ミリアムはタンバリンを手に取り、女たちも皆タンバリンを取って、踊りながら、そのあとに従って出てきた。そこでミリアムは彼らに和して歌った、

「主にむかって歌え、
彼は輝かしくも勝ちを得られた、
彼は馬と乗り手を海に投げ込まれた」。

口語訳聖書 出エジプト記15章20−21節

この時はモーセの祈りに応えて神様が紅海を割り、追ってきたエジプトの軍勢をその中に沈める御働きを起こしたところで、このことを褒め称えてイスラエルの民たちが歌ったのです。
これより前にも神様に感謝するところはあるのですが、褒め称えて歌うのはここが最初…だったはずです。

そして、これより後を見ても、神様を礼拝し平伏すところは多くても、その働きを褒め称えて歌った場面というのはそこまで多くありませんでした。
ヨシュアによってカナンの地を征服し、その後イスラエルの民が神様から離れて周りの国々から攻撃されるようになり、イスラエルの信仰が大きく荒れていた時代でもあるからです。
その後、ダビデの時に周りの国々を平定し、ようやくイスラエルが平和となりました。
この時に祭司の中で神様の前に賛美する使命者を立て、本格的に神様を褒め称えることをするようになったと思われます。

契約の箱を安置したのち、ダビデが主の宮で歌をうたう事をつかさどらせた人々は次のとおりである。彼らは会見の幕屋の前で歌をもって仕えたが、ソロモンがエルサレムに主の宮を建ててからは、一定の秩序に従って務を行った。

口語訳聖書 歴代志上6章31−32節

こう考えると、ダビデによって作られた「神様を褒め称える賛美」というのは相当革新的な事だと改めて感じました。一つの時代を作った…と言いますか。

ダビデが歌った様々な歌からは、ダビデが神様に切実に求め、神様が助けてくださったことに感謝し、褒め称える…そんな「神様と共に生きた生活」がありありと感じられます。
これは旧約時代の一つの転換点だなぁ…と感じます。これまで「神様に従う」だけだったものが、「神様と共に生きた」生活をするようになった…「ダビデの血統を絶やさない」と神様が約束し、イエス様が生まれたのもこの条件が大きかったのではないか、と思いました。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。
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