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数学はどこにでも現れる??~関西学院大学の数理科学科~

おはようございます、satoです。

大学の数学科巡り、今日は関西学院大学に向かいます!!

関西学院大学って、読み方『かんせいがくいんだいがく』なんですよね。『かんさい』でなく。
あと、略称が関学なのですが、実は関東にも関東学院大学があって、ややこしい(笑)なので、今回は略称は使わず終始「関西学院大学」と書かせていただきます。

関西学院大学の数学科

関西学院大学の数学科のHPはこんな感じです。

関西学院大学理工学部HP・数理科学科について

この大学の数学科は数理科学科という名称になっています。実はこのような呼び名は最近結構増えているのです。東大も学部では「数学科」ですが、大学院では「数理科学研究科」となっています。
「数学専攻」になっているのは先に紹介した広島大学や北大などです。個人的印象としては半々くらいですね。

どうしてこういう名称なのか、といいますと。

数学が化学や物理学、医学、工学などと結びついているということを強調したいのだと思います。
数学というのは物事の裏側にある『共通の原理・法則』を研究する中で発展した一面があります。もちろん、数学単体の研究もありますが。
昨今より応用的な、社会に役立つ研究が求められているニーズに応えるべく、こういう名称にしているのではないかと思われます。

先のHPでは「よりコンピュータとの関わりを重視している」という旨が書かれています。
実際、関西学院大学の数学研究を見てみると、そういう研究テーマが多いのです。

大杉英史研究室HP

関西学院大学の大杉英史教授は『グレブナー基底』というものを研究しています。
これはどんなものなのか、と言いますと…。
一言で言うと性質のいい、(多変数)多項式の集まりです。
もっと具体的に言うとグレブナー基底を使うと割り算の余りが一つに定まるということが言えます。

以下、興味のある人向け(分からなかったら飛ばしてもOKです)

小学生の時に割り算を学んだとき、余りが一つに定まるということを教えてもらったと思います。
変数が一つの文字式でも「余り付き割り算」が出来て、これを行なうとやはり余りは一つに定まります。

ところが、変数を二つ、三つ…と増やして、2,3個の文字式で割り算をすると割る順番によって余りが変わってしまうということが起こるのです。これはちょっとめんどくさい…。
しかし、割る順番に関わらず余りが一つになる場合があるのです。
それがグレブナー基底。

ここまで専門用語を使わないを使わない説明でした。

このグレブナー基底は統計学などにも出てきて、また、コンピュータを使って計算する際にとても便利なものです。コンピュータで数式計算をする方法の研究(計算代数)にもよく出てきます。
グレブナー基底の研究方法は代数学を用いた純粋数学寄りですが、そのモチベーションが統計学から出ているものもあります。

<考え>も「視力」と同じだ。 <自分の視力以上>は見ることができないように、 <自分の考えの次元>以上は見ることができず、 感じることができず、悟ることができない。 <考えの次元>を上げるためには、毎日祈って、 御言葉どおりに行ないつつ、御言葉を貴重に思って、 挑戦しなければならない。 鄭明析牧師の明け方の御言葉より@ Mannam & Daehwa

 

いつ、どんなところにも「数学研究の種」は潜んでいます。
それは神様が法則を持って全てを作られたからです。
法則を形式化し、論理的に考える数学にとって、その研究範囲は法則のあるもの全てと言えるでしょう。
だから、実を言うと数学と神様は相性がとても良いといえます。
そんなわけで、私も考えの次元を上げて万物を見たいなと思いました。
自分の考えの次元以上のものは見ても見えませんから…(^_^;)

 

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。
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