人生で初めて、『本気で戦う』ことをした話。

おはようございます、satoです。
前回に引き続きデュエプレをやりながら体感したことについて話をしたいと思います。
今回私が感じたのは『本気で戦う』とはどういうことなのか、という話です。

前回のこちらの話を読んでもらえるとさらに分かる、かもしれません。

デュエプレで一番楽しかった対戦の話。と信仰について

今回の話の起点

こちらの参加型対戦企画に参加したときの話です。

こちらはデュエプレなどのゲーム配信などをされている菫崎リンさん(以下、すみリンさんと書きます)との対戦企画でございます。菫崎リンさんはぼいそーれ所属のV声優さんで、デュエプレやブルアカなどのゲームの配信を中心に活動しています。現在、登録者一万人を目指して一日に複数回配信をしております。雰囲気がとても良く、割と安心できるのでしばしばリスナーとして配信を見ていたりします。

実は、この対戦企画より前に、参加型企画で一回、配信中のランクマッチで二回、すみリンさんと対戦しているのですが…今までずっと勝てたことがありませんでした。
いずれも、私がそれなりに力を入れていた五等分の花嫁モチーフデッキを使い、結構うまく回せていたときもあるのですが、最後はどうしても勝てなかったんですよね。

今回の対戦の中でいくつか私が発言をしているのですが、その背景も合わせて書いていきます。

『三玖でいきます!』-今回使ったデッキの背景-

前回も書いたように、私は他の作品のキャラをモチーフにしてデッキを作っています。その中で一番力を入れていたのが「五等分の花嫁」の五つ子をモチーフにしたものです。

  • 必ずコラボカード(ホール呪文とサイキック)を入れる。ホール呪文は2枚以上。
    できる限り、サイキック・クリーチャーが活かせることが好ましい。
  • New Division(最新6弾までしか使えないレギュレーション)で構築する。
  • 一花→光の天門。水と合わせて受けが強いカウンター寄りのデッキ。あと、できれば心理戦要素を取り入れたい(相手の意表を突いたり、相手に選択肢を与える感じ)
  • 二乃→闇+火のワンショット。除去を多めにして突破力を増やしたい。MRC(かなり強い闇+火のクリーチャー)で組むことが多い。
  • 三玖→水入りのコントロール。ハンデスとかで相手の妨害をして徐々に盤面を制圧していきたい。ドロマーカラーが多い。
  • 四葉→自然入りのビッグマナ。とにかく派手に展開をしてほしい。最初は光と合わせて天門を使ってた。単純な方が好ましい。
  • 五月→火入りのビート。他より速く、不器用ながら攻めていくデッキにしたい。

前回も掲載した構築の方針ですが、19弾環境時、ランクマッチで勝てるようなデッキにしていく中で一番苦戦したのが三玖のデッキでした。これはいくつか原因があって

  • 当初の三玖デッキはAD(すべての弾のカードが使えるレギュレーション)のドロマー超次元コントロールデッキだったのだけど、レギュレーション変更で強かったカードが使えなくなった。オルゼキアとか。
  • さらにNDの使えるカードが変わったことで今まで使っていたデッキの構築を変える必要があった。
  • ランクマッチで主に使われていたのが水単ジャバジャック(展開速度がとても速い上、手札の補充ができる強いデッキ)とビッグマナ(マナをどんどんブーストして強いカードを使う)で、後者にサイバー・N・ワールド(以下、Nと書きます。簡単に言うと場に出た時に手札・墓地のカードを山札に戻して5枚引くというとても強いカード)が入っていることで、ハンデスやら除去やらで相手の動きを止めてもNでリセットされ、あとに残るのはマナの差だけ…という状況になる。
  • さらに、メイ様という強烈なマナブーストクリーチャー(大雑把に言うと最速1ターン目に場に出て、毎ターンマナブーストする。本当はドリメデッキ用なのになぜこうなった)がいるために、妨害する前に相手の準備が整ってしまう。結果として前者にはコントロールする前に攻め切られ、後者は妨害が間に合わないか、間に合ってもリセットされる、という戦略的にかなり厳しい状況。

というわけで、新しい方針でデッキを作らないといけなくなった上に、戦略的に結構厳しいということがありました。
それでも、プレイング次第ではビッグマナに勝つことができて、それはそれでとても嬉しかったです。次、相手がフィニッシャーを出す!ってタイミングを読んで手札にある切り札を捨てさせ、妨害する…下のようなデッキで勝つのが一番好き。

19弾環境時に作った三玖デッキ「自然抜きボルコン」です。このデッキでビナマの代表である刃鬼に勝てたのが結構嬉しかった記憶があります。

私自身最初にプレイしたのがボルコンというコントロールデッキで、それを使って対戦していたのもあり、戦略自体は結構お気に入りなのですが、いかんせん3連勝できるようにするのはとても厳しかった…。当然、これは構築だけでなく自分自身のプレイングの拙さもあります。

そんな中、20弾環境でついにその答えと言える、自分でも納得できるデッキを作ることができました。

それが、この「クローシス(水闇火)墓地ソース」です。20弾で登場したフィニッシャーである5000GTやクロスファイアはいずれも墓地にあるクリーチャーの数が多いほど出しやすくなります。そこで、「自壊しつつ相手を妨害する」クリーチャーと「踏み倒しやマナブーストを阻止する」メタクリーチャーを中心にコントロールしつつ墓地にクリーチャーを貯めて、最後にフィニッシャーで締める、という流れです。アクアバースターもSTかつ自壊して相手クリーチャーを手札に戻す(バウンス)ことができるので採用してます。

エナジーホール(三玖の顔のカードの呪文)は縛りの関係で入れてるカードではありますが、アレグル(超次元ゾーンにいる三玖のカード)が手札交換をしてくれるので墓地のカードを増やしつつカードを引き当てる機会を増やして(場合によってはキューブリックを捨てることでバウンスできる)、状況を変えられるので採用しています。

これまでは完全にコントロールに徹底していましたが、このデッキの場合は多少ながら早攻めも可能で、柔軟性も上がっていました。実際、20弾環境の最初の方で、このデッキで3連勝しマスター昇格を達成できたので実際に強いと思っていました。
速攻は受けきり、シューゲイザーワンショットに対しては妨害と早攻めでギリギリ勝ちきれました。

すみリンさんと戦ってずっと勝ててなかったから、今回こそは勝つ!というのと、このデッキを披露したい!というある種の自信。それが「三玖でいきます!」って言った理由でもあります。
(ちなみに、すみリンさんと戦ったことのあるのが二乃、一花、五月の順で、五月デッキが一番惜しかったのです。四葉デッキとも迷ったのですが、20弾四葉デッキの構築をした日が浅かったのと、四葉デッキは前回紹介したカエルニンジャさんのところで出したことがあるので、配信者さんとの対戦ではまだ出していない三玖を選択しました)

で、その結果。-対戦を振り返って-

これは配信を見てもらえれば分かると思いますが。
もう、完全に、負けました。こっちのやりたいことが何もできないまま、一方的に。

すみリンさんの使ったデッキは、実は現環境で一番強いと言われる「白抜き4cコントロール」と呼ばれるものです。
簡単に言うとマナブーストを一気にして、どんどん強いカードを出しつつ、Nでリソースを確保するというもので、端的に言うと今回使った三玖デッキとの相性は最悪レベルでキツイです。以下、その理由。

  • まず、マナブーストを阻止できるカードがあるとはいえ、その前段階でブーストされると阻止できるカードを除去される。こっちが後攻だとさらにキツイ。
  • Nが先程書いたようにハンデスでの妨害をリセットする上、こっちの戦略の要である「墓地のクリーチャーを増やす」もリセットされて、こっちがかなりきつくなる。Nがなければフィニッシャー読みでピンポイントハンデス、ということもできたのですが、それができないと後半のコントロールはできない。

さらに言うと、こういうデッキは早攻めとキクチが有効なのですが(それで途中シールドに攻撃しました)、今回どっちも最初の方に引けずその戦略が使えなかったため、こっちがコントロールできる状況になったときにはすでにコントロールし切れない状態であった(これは後のコメントで書いたことです)というのが致命的でした。

あと、これは私が完全に判断を間違えていたのですが、リュウセイホールに対して有効だと思っていたエンテイ(嘘と盗みのエンターテイナーの略、簡単に言うと踏み倒しを妨害するクリーチャー)がデッキ全体を見るとほとんど有効でない(そもそもマナブーストしてから出していくので、効果が発動されない)ことですね。これを考えたら、学校男でエンテイとともに除去した後、ジェニーで手札落としがもっと良かったのです。…とはいえ、正直このあとNが出るので同じではありましたが。

で、一応こっちも「せめてもの抵抗」はしましたが結果は変わらず。そこで最後に思わず出たのが、この台詞でした。

『公平に戦うことが、こんなに怖いことなんて思わなかった』

この台詞は三玖スキンのエモートにもなっている、五等分の花嫁における三玖の有名なセリフです。名言で散った、というコメントもありましたが、最後に思わずこのエモートを出していました。

全力で戦ってくださったすみリンには本当に感謝しております。本当に楽しかったです。

『公平に戦うことが、こんなに怖いことなんて思わなかった』-本気で戦うことについて-

しかし。

この対戦が終わった後、今までにないほどの「強い怒り…というか、泣きたいというか…」という感情が出てきました。その後の配信を見ながらも、この感情が抑えられず、次の日礼拝なのにそれでも残りそうなほどでした。
それが、どういう感情か…「悔しい」という感情だと気づいたのはだいぶ後でした。

で、どうしてこの感情が今までにないほど出たのかというのを分析するうちに色々な事に気づけました。最初に気づいたのは

あの瞬間、私は自分自身を曝け出して、自分自身を掛けて、本気で戦ったんだ

ということでした。で、この「自分を賭けて戦う」ということはこの三玖の台詞にも関係していると気づきました。

今まで五つ子として共に生きていた三玖が風太郎に対する恋心を持ったことをきっかけとして、同じように風太郎を好きになった他の姉妹(一花とか二乃とか。ちなみに五月はこのことに無自覚、四葉は表に出さず一歩引いていた)と「公平に」戦うことを選択しました。この瞬間、三玖は「自分自身を掛けて」戦う事になったんだと思います。

そして、告白とは「自分自身を曝け出して」いくことです。でも、それで自分が選ばれなければ、自分を否定されるかのような、そんな苦しみがある。
それでも、一花は(是非はどうあれ)あらゆる手段を使って自分を見てもらおうとし、二乃は真っ先に告白して、風太郎が意識していなくても構わずアピールする…そんな中で、自分に自信を持てない三玖は躊躇し、止まってしまう…そんな中で話したのがあの台詞なのです。

でも、自分を掛けて戦うのは本当に怖いです。本気で戦うのは、本当に怖いです。
戦って負けたらすべてを失ったかのようなダメージが容赦なく襲うから。
だから、私自身本気で戦う、ということはほとんどしたことがありませんでした。部活でも、生活でも、どこかで「負けるだろう」「うまく行かないだろう」という考えを持って少しでもダメージを減らしていましたし、楽しむことはあっても、自分を掛けて戦う、ということはほとんどなかったです。

実際、最後に学園祭で四葉が選ばれたあと、三玖もこういう「悔しい」という感情を持っていました。
「分かっていても、荒ぶる気持ち」って表現をしていましたが、実際、私もこの記事を書きながらそういう気持ちが出ました。
それだけ、三玖はこの恋に本気で戦ったんだと思います。

私の表層としては「二乃、一花、五月と戦って勝てなかったけど、自分も挑戦しよう!」という気持ちで立ち向かったけど、絶望的に通用しなくて思わず出てしまった、という感じだったのですが、深めるとこういうことだったんだな、と納得しました。

そして、私も生涯でおそらく初めて「自分自身を曝け出して、自分自身を掛けて、本気で戦った」、そして負けたんです。

本気を出して戦って、気づいたこと-方向性の重要性-

これは礼拝で御言葉を聞いた上で改めて気づいたことなのですが、自分自身を掛けて戦うなら、なおのこと方向性を間違えてはいけないということです。
自分の存在をすべて掛けて戦ったとしても、方向を間違えたら結果は得られません。むしろその分ダメージが大きくなります。

今回の三玖デッキで言うなら、たとえばドロマーカラーの闇エンコマ(祝門というデッキタイプ)という方向性もありました。このデッキは(前回の二乃デッキで少し書いたように)コントロール性能が高いクリーチャーを出すことができて強くコントロールができます。
それを、これまで作ってきた三玖デッキの方向性に縛られ、三玖という存在の可能性を見落としてはいなかったのか…本当に三玖のデッキだったのだろうか…と改めて考えさせられました。

もしかしたら、ですが。
私がこれまで御言葉を聞いてどこか刺さらなかったのは「本気で戦う」という経験が少なかったからなのかもしれません。
心の中で予防線を張って、生きていたのかもしれません。どうしても「楽しさ」を追い求めていた、そんな自分がいます。
もちろん、楽しむことは本当に大事ですが、一度しかない自分の人生、「本気で、自分を掛けて」生きないといけません、よね。だって、一度しかないんですから。終わった時に後悔しても、どうしようもありません。
だからといって、諦めてもそこで終わりではない…。

そういえば、三玖はその意味で正しい方向性で戦っていたように思います。「風太郎に振り向いてもらう」でなく「風太郎に好きになってもらえる自分になる」と、自分自身を作る方向でアプローチしていました。だからこそ、最後に「自分を好きになれたんだ」と言えたんだと思います。本当に大きいですよね、この言葉。

自分もまた、自分を好きになれるよう、目的に向かって自分を作っていきたいです。正しい方向で。

幸いなことに、私は神様から方向性を教えてもらえる貴重な御言葉を聞くことができます。
そのことに、本当に感謝しなければなりません。だから、「本気で、自分を掛けて」この信仰を守って、生き抜いて見せましょう。

というわけで、これでデュエプレの記事は終わりになるかと思います。

改めて、対戦してくださった菫崎リンさん、見守ってくださったリスナー(裏方さん)の皆様、本当にありがとうございました。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。