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『北の国から2016 伝説(誰もあきらめなかった)』

『北の国から2016 伝説(誰もあきらめなかった)』

こんばんは、satoです。

昨日、北海道日本ハムファイターズがリーグ優勝を決めました!(#^^#)
昨年覇者のソフトバンクホークスに最大11.5ゲーム差を付けられながらの大逆転優勝!これは長嶋巨人が『メークドラマ』を成したのと同じゲーム差で歴代3位です。
球団新の15連勝を初めとして、最大連敗3、全パリーグチームに勝ち越しという驚異的な追い上げを見せ、先日の天王山、ソフトバンクとの直接対決でついにマジック6を点灯しました。
記事のタイトルは栗山監督がこの大逆転優勝劇に対して話したものです。
今日はこの優勝劇の要因とそこからの悟りを書きたいと思います。

昨日の試合、先発は大谷翔平選手。
投げてはMAX164km(日本最速)のストレートと切れのある変化球でストライクを重ね、打っては5試合連続HRを含む20本塁打で打点を重ねる、投打の二刀流として話題になりました。
この試合では投手に専念し、15奪三振で1安打完封。自身初の優勝を自分の手でつかみ取りました。
ちなみに、この試合で一年で投手として10勝、打者として20本塁打、100安打という成績を残しましたが、これは日本だけでなく本場アメリカでも例のない史上初のことだそうな…。
DH(指定打者:守備に就かず打つ専門の選手)のあるパリーグで投手も打者もやるという二刀流は規格外なのですが、これで7連勝。
特に先頭打者本塁打をしたときには8回無失点に抑える、というマンガか…いや、マンガでもこんなのないわ…という成績。
さらに足も速い…。
現実なのか…というくらい規格外の存在になりました(笑)
もはや知らない人はいない、というくらいに有名になった大谷選手の活躍が優勝の原動力になったことは確かです。

しかし、それだけが優勝の原因となったのではありません。
不調の時期が続きながら8月以降得点打を重ね、3年連続100打点を出した中田翔選手。
39HRでリーグ本塁打王となった助っ人レアード選手。
前半抑えとして不調だったけど、先発に転向し完封を含む6連勝をした増井投手。
先日も紹介した守備の陽岱鋼選手。
新人ながら10勝をした高梨投手。
足を痛めながらも中継ぎ、クローザーを務め、相手に点を許さなかった宮西投手。
…などなど、すべての選手が自分の位置で活躍し、勝利を重ねていったことが優勝につながりました。
…本当はもっとピックアップしたい選手は多いのですが文章の関係で書けませんでした(´・ω・`)それぐらい、多くの選手が活躍したのです。しかも、飛び抜けて。

選手の能力はソフトバンク、他球団も負けてはいません。
特に投手はソフトバンクの方が層が厚いですし、攻撃力もソフトバンクの方が高い印象があります。
しかし、私が他球団以上に日ハムが強かったと感じたのが「団結力、一体感」です。あと、「楽しそう」という感じ。
たとえば、レアード選手は「すしポーズ」が印象的ですが、基本楽しそう。見ていて楽しいです。
また、ミーティングのときの雰囲気も心なしか楽しそうな気もします。

このようなチームを作ったのは「補強より生え抜き、育成を重視する」という球団の方針、そして選手を有用に活用した栗山監督の手腕です。

栗山監督について、私がとても好きなのが「人格的」なところです。
以前にも書きましたが、「監督は選手を活かすのが仕事」として、いつも選手が活かされるようにすることを考え、負けたときも「自分の責任」として責めるような発言はありませんでした。
また、各選手の能力を見てうまく接していました。
大谷選手が伸びる逸材だと考え、どんなに成績を残しても「もっと上に行ける」と誉めることはあまりしなかったり、「変化球を長く投げさせたほうがもっと自由にできる」と増井投手を先発に転向させました。

このようなことができるのは、「一人一人に人格的に敬意を持っている」からです。これは自分の選手だけに対してではなく…たとえば、昨日の優勝監督インタビューの冒頭で、

「その(インタビューの)前に、今日(西武)ライオンズ最終戦で、ライオンズファンの皆さん、最終セレモニーの前ですが少しだけ時間をください」

と、対戦相手で今季最終戦だった西武ライオンズのファンに対して話していました。
優勝という浮かれてしまう瞬間でも相手に対する気配りを忘れないこの発言に、ホームに居たライオンズファンも拍手を送っていました。
私はスポーツの話で何度か「相手に対する敬意を持つ」ことが大事、と話していましたが、上の発言はまさにその精神の表れです。

優勝が決まった瞬間、選手一人一人を抱擁する栗山監督。選手というのはスタメンだけでなく控えやスタッフも含みます。
どれほど一人一人を大切に思っているかが滲み出ます。

私が感動した話を、今年一年不動の4番だった中田選手の手記から引用します。

いつ、どのタイミングで「2軍へ行かせてください」と言おうかをずっと考えていた。毎日、嫌々メンバー発表を見て「今日も出るのか…」と。帰りの車の中で「事故ったら明日から試合に出なくていいかな」とまで考えた。どん底だったんじゃない。そこがオレの弱いところでもあるんだけど。

 救ってくれたのは栗山監督だった。8月10日の西武戦だったかな。チームがサヨナラ勝ちしたのに、すぐ帰っちゃった。そしたら翌日に「監督室へ来てくれ」と。さすがに怒られるんかなと思った。でも、違った。札幌Dの監督室で20~30分。オレやチーム、いろんなことを話してくれた。途中「翔は今どう思っているんだ?」と聞かれた時、思っていたこと、たまっていたことを全部話した。「『レギュラー外してください』『2軍へ行かせてください』と、いつ言おうか考えてました」と。それでも、「もう一回頑張ろう。翔で勝負してダメだったら納得できる。一からやろう」と言ってくれた。【日本ハム】中田、独占手記「『2軍へ行かせてください』と言おうかとずっと考えていた」スポーツ報知

成績不振で悩み、「試合に出たくない」とまで思うようになった中田選手。
チームの和を乱すような行動を見ながら、栗山監督はそれを叱るのでなく「中田選手の胸の内」を聞こうとしました。
そのことで、中田選手は思い悩むすべてのことを打ち明け、それを受け止めた上で「もう一回頑張ろう」と話した、そうです。これが8/10西武戦の次の日でした。
ちょうどこの後から、中田選手の安打が増え、打点が出るようになったのです。

まさにこれ、摂理で言われている「和睦を成す」姿なのです!
これがまさに実践…。鄭明析先生の姿が重なりました。

この他にもエピソードは暇がありませんが。
栗山監督が一人一人と対話し、大切にしたことがチームの団結力と和睦を生んだのだということがわかります。

そして、栗山監督はこうも話していました。

「僕自身はずっと言っていましたけど、諦めてなかったし、それを一番教えてくれたのは、ファイターズの選手たちでした」-栗山監督優勝インタビューより

どん底だった時も確信していたことが、2つある。

 「ホークスと大きな差はない。1点差ゲームが取れてないだけ。連勝し出したら、ガッと勢いづくチーム」

 「うまくいく時の方が成長しづらい。課題が大きくて悔しくて、この壁を越えなきゃ、という時でないと成長しない」-【日本ハム】栗山監督、11・5差大逆転劇に「メークミラクル アゲイン 北の国から2016 伝説」スポーツ報知

苦しい展開でもそれを「成長できるとき」と捉え、11.5ゲーム差も「大きな差はない、自分たちもできる」と考え、最後まで諦めることをしませんでした。
それは日ハムの選手も同じ。もちろん、「優勝できる」と信じられたわけではないでしょうが、それでも「全力疾走」で最後までやり抜きました。

諦めなければ、最後には予想以上のものを得られる。
今年セリーグを制した広島も25年間不遇の時代が続きました。それでも選手育成を続けたことが今年の優勝につながりました。
やはり、今年はこのことがキーワード。そのことを象徴する大逆転優勝でした。

最後になりましたが…北海道日本ハムファイターズの皆さんパ・リーグ優勝おめでとうございます!\(^o^)/
そして、感動をありがとうございました(人´∀`).☆.。.:*・゚CS、日本シリーズもがんばってください( ̄ー ̄)b

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。

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