「想像力の欠如」を補うには「枠」を作ること。

おはようございます、satoです。
今日で1月が終わりますが、ここ最近非常に調子が良くなってきました。
その最たるものが御言葉をちゃんと聞くことができるようになってきた、ということです。
今日はその理由と私がしたことをまとめてみようと思います。

広汎性発達障害という傾向

私は広汎性発達障害とAD/HD、二つの軽度な発達障害を持っています。その中で特に「広汎性発達障害」に関する話をしたいと思います。

と言っても、どこからが広汎性発達障害の影響で、どこからがAD/HDの影響なのかはわかりません。
が、そもそもそれを区別することに大きな意味は無いと思います。一番大事なのは私がどういう特性を持ち、どういうところに強い/弱いのかを自分が把握することだと私は思います。
これはたとえ発達障害を持っていなかったとしても必要なことです。むしろ、私の場合は自分の特性に「発達障害」という名前があって、それについての本があるだけで…。

さて、私の「広汎性発達障害」の特徴としては想像力の欠如切り替えの遅さがあります。
たとえば、なにもないところにいきなり放り出され、「なんでもやっていいよ」と言われると、何も出来ません。
何をできるのか、何をしたら良いのか、具体的に想像がつかないからです。
もっと身近な例で言うと、自分に突然なんでもできる時間が与えられると、多くの場合それを上手く使うことが出来ません。
何をすれば良いのか、しなければいけないことは分かっていても、「何をすれば良いのか想像がつかない」ために行えないからです。

片付けをするときも、物を探すときも、何かをするときにも探す範囲がしっかり決まっていないとかなり負担が掛かります。
自分にとって何かをするときには必ず「枠」が必要なのです。

裏を返すと、私の特性をうまく治めるためにはひとまず何かしらの「枠」を作るというのが非常に有効です。
枠があるのとないのとでは、作業のスピードに大きな差が出ます。枠がないとどこまでもやってしまったり、何から手を付ければ良いのか分からずに行えなくなることが多いです。
また、他の人と決めた時間…例えば「バイトの始業時間」とかはきちんと守れることが多いです。
極稀に忘れてしまうこともありますが…(*_*)

御言葉を聞くことが上手くできなかった理由

さて、御言葉を聞くことが出来ない理由というのもここに由来します。
私は情報のインプットが苦手で、とりわけ耳からの情報が弱いです。
このことから目からの情報以上に耳からの情報は曖昧で、枠がなくなってしまいます。
そのため、何を言われているのかをある程度補う必要が出るのですが、特に初見の出来事では推測することがかなり難しいです。
これが、工場バイトで一番負担が掛かるところなのです。何回か仕事をこなせば「自分がすること」、「いつにどれくらいのことをするのか」が予測できるため、ある程度耳からの情報も聞き取れる、その結果うまく行うことができる、というわけです。

この辺りまで説明すると、御言葉が上手く聞けなかった理由もなんとなく想像できると思います。
つまり、初めて出てくる御言葉を「どのように」聞けば良いのか分からなかったのです。
さらに、御言葉を記録するときも「言われたことをそのまま」記録していたのですが、これだと枠がなくてうまく把握することができませんでした。
そして、御言葉を読み返すこともなかなか出来ませんでした。それは「御言葉を読み返す」タイミングが自分の中で確立されていなかったからです。

これらのことが、今年1月上手くできるようになりました。その発端となったのは自分が好きで行なったあることでした。

きっかけは「要約」と「お祈りの条件」、そして「スケジュール帳」

1月の栄光を帰す期間、私達の教会は信仰の基本となる様々な実践項目を習慣化しよう!ということで様々な項目を挙げてグランプリをしました。
その中には御言葉を読み返すことや聖書を読むことが含まれていました。
これがきっかけで再び始めたものが多かったのですが、ただ「項目にあるから」するのではなく、自分が好きで、喜んですることを心掛けました。
聖書を読むこともその一つで、改めて読んでみたことで深く悟れることが多くありました。

そして、その中の一つにあったのが御言葉を要約することでした。
御言葉を要約することはこれまでしてきましたが、なかなか時間が取れなかったり、読み返せなかったりで上手く続きませんでした。
しかし、今回のことをきっかけに再び始めることにしました。

私の場合、御言葉を要約するときは、まず大きなトピックに分けて、御言葉をそのトピックに入れて整理する、という形を取っています。
それをすることで、特に伝えたい事が見えてくるので、それを核心として記入します。
また、御言葉を聞きながら実際にしようと思ったことを最後にまとめたりもしました。
最初は大変でしたが、やってみるとうまく整理されて理解できてきました。

この要約をしたことで、実際に御言葉を聞くときも「要約するように、トピックに分けて、その中に入れていく」ということができるようになりました。
今までなんの枠もなく御言葉を聞いていたのが、「トピックに分ける」という枠が出来たことによって上手く捉えられるようになったのです!

それでも読み返すのは簡単ではありませんでしたが…。
偶然安く買った「スケジュール帳」を明け方に持っていくことですべてがつながりました。
このスケジュール帳には「月間カレンダー」がありますが、このカレンダーの部分に毎朝聞いた御言葉の核心、心に響いたことを書くことをしたのです。
こうすると、毎朝ごとに開くし、カレンダー部分はそんなにスペースがないので、要約するのと同じくらい短くなります。
そして、主日の要約をした時の核心もここに書き込めばバッチリ!ついでに日々のスケジュール管理もできるようになりました(笑)

明け方を続けて守れたのは「明け方のお祈り条件」でした。
そこで賛美をし、深く祈り、そして帰りは走ることで運動も出来ました。お陰で前より体力ついた気がします(笑)

これらのアイテムが互いに噛み合い御言葉を聞くことの「枠」が作られ、その結果以前より御言葉を聞けるようになったのでした(*˘︶˘*).。.:*♡

「枠を作る」ことの大切さ

私は特にそうですが、枠を作るということは本当に大切です。
人間にできることは限られていて、自分がどこまでするのか、という枠を作ることで人々は生活を成り立たせています。
しかし、私はこれを作ることがあまり得意ではありませんでした。

今回御言葉を聞けるようになったことで改めて「枠を作る」ことの大切さを実感しました。
そして、自ら喜んで行う、という条件がどれほど神様にとって喜ばれることなのかも、深く実感しました。・゜゜(ノД`)
私がしたことは小さいけど、その条件の上に「枠を作る」ことで特性を治められるように働きかけてくださったこと、本当に感謝です!

枠は何でもいいです。ノートでも、社会的な枠組みでも。
神様の御言葉という枠に合わせて、私を最高に活かせるように行っていきます!

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。