【摂理人が書く物語】動物フレンズ。~Bible Story:千年王国論~

N「…うわぁ…!」
ここは動物園。夏休みも終わり、人の入りもまばらな中、一人興奮するNさん。彼女は大の動物好きなのです。
N「…しかさん…かっこいい。」
K「そうねぇ!」
そんなNさんを見守るKさん。今日は二人で動物園に行くことにしたのです。
詩篇42篇1-2節
神よ、しかが谷川を慕いあえぐように、わが魂もあなたを慕いあえぐ。
わが魂はかわいているように神を慕い、いける神を慕う。いつ、わたし は行って神のみ顔を見ることができるだろうか。
K「…なんだか、可愛いよね。流れる水を求めて移動するなんて…」
H「はい…。
やっぱり、見た目が神秘的です…。」
そういって鹿にカメラを向けるNさん。
彼女はいつも写真を撮っているのです。
K「Nちゃんの写真、好きだなぁ。なんだか、神様が見ている風景って感じがするのよ。」
N「そうですか…ありがとうございます…!」
返事をしつつも、カメラは鹿に向けたまま。
違うアングルから写真を取り続けています。
K「…すっかり夢中ねぇ。なんだかほほえましいわぁ。」
そんなNさんを見守るKさん、端から見たら親子のようです。
K「親子と言うには…ちょっと若すぎかしら?」
…そうですね。
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N「…ぞうさん。」
K「大きいわね~!へぇ~、ああやってお鼻を使って餌を食べるのねぇ…」
N「雄大…王様みたい…。」
そういって、写真を撮るNさん。
言葉は少ないですが、その姿は本当に楽しそうです。
K「やっぱり大きいわねぇ。見ていて圧倒されちゃうわ。」
N「…ライオンさん。」
K「あら、寝ているわねぇ。」
N「ライオンさんも…ネコ科ですから。普段は寝ているんです…特に、雄は。」
K「あらあら…せっかくのかっこいいたてがみも台無しねぇ。」
N「でも…」
二人が話しているときに、ちょうど餌の時間になりました。ライオンの目の前には巨大な肉が。
K「あら、起きたわ…」
目を覚ましたライオンは、歯で肉を引きちぎり、もそもそと食べています。
K「こういうのを見ると…迫力あるわねぇ。」
創世記49章9節
ユダは、 ししの子。わが子よ、あなたは獲物をもって上って来る。彼は 雄じしのようにうずくまり、/雌じしのように身を伏せる。だれがこれ を起すことができよう。
N「百獣の王の名は…伊達じゃないです…」
そういって、カメラを撮るNさん。
N「お食事中、ごめんね…」
動物を驚かせないように、フラッシュを出さないようにし、音も極力出ないよう注意しています。
K「あら、隣には虎が…」
隣に目を向けたKさんは虎と目が合い…
K「…ひぃっ!」
虎は彼女をめがけて飛びかかってきました。おそらく「Kさんはびっくりするだろう」とわかって、こうしたのでしょう。いわゆる、お客様へのサービスです。
K「…あわわわわ…」
効果はてきめん(笑)
怯えるKさんをよそに、虎は目の前の肉を食べています。
N「…とらさん。さすが、迫力がある…」
そして、そんな一部始終を写真におさめているNさんなのでした。
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N「…ひつじさん。」
K「わぁ~!かわいい~!」
二人は羊ゾーンにいました。
N「…もこもこ。」
K「ねぇ。羊ってとても従順なんでしょう?」
N「…はい。羊は、飼い主の声を聞いて…ついていくんです。」
ヨハネによる福音書10章2-4節
門からはいる者は、 羊の羊飼である。
門番は彼のために門を開き、 羊は彼の声を聞く。そして彼は自分の 羊の 名をよんで連れ出す。
自分の羊をみな出してしまうと、彼は 羊の先頭に立って行く。 羊はその 声を知っているので、彼について行くのである。
Nさんは写真を撮りながらKさんに答えます。
N「…でも、決して弱虫なんかじゃありません。
ひつじさんは自分を食べようとする天敵を見つけると…」
K「…どうするの?」
N「頭突きをして、撃退するんです…!ひつじさんの頭はとっても堅いですから…。」
K「そうなの!立派ねぇ。」
N「やぎさんとは大違いです…」
K「へぇ…彼らは意地っ張りだからねぇ…。」
マタイによる福音書25章31-33節
人の子が栄光の中にすべての御使たちを従えて来るとき、彼はその栄光の座につくであろう。
そして、すべての国民をその前に集めて、羊飼が羊とやぎとを分けるよ うに、彼らをより分け、
羊を右に、やぎを左におくであろう。
K「…ねぇ。」
N「…はい?」
K「こんなにたくさんの動物たちがいるのねぇ。」
N「はい…どうぶつさんたちはみんなそれぞれ個性があって、それぞれの生活をしているんです…」
K「そんな彼らが…一つのところに集まるなんて、奇跡のようね…。」
イザヤ書11章6-9節
おおかみは小羊と共にやどり、ひょうは子やぎと共に伏し、
子牛、若じし、肥えたる家畜は共にいて、小さいわらべに導かれ、
雌牛と熊とは食い物を共にし、牛の子と熊の子と共に伏し、ししは牛のようにわらを食い、
乳のみ子は毒蛇のほらに戯れ、乳離れの子は手をまむしの穴に入れる。
彼らはわが聖なる山のどこにおいても、そこなうことなく、やぶることがない。水が海をおおっているように、主を知る知識が地に満ちるからである。
N「…でも、彼らはそれぞれ分けられているから一緒にいれるのであって…」
K「…そうじゃなくて、ね。」
N「…?」
K「こんな動物さんたちのように、個性の違う私たちが一緒にいれることが本当に奇跡だなって思って、ね。」
N「…」
そう言われて、Nさんは考えます。
N「確かに…そうですね…。
摂理に来てなかったら…OさんやGさんのような人とは一緒に、いませんでした…。」
K「Nちゃんは、とっても控えめだからねぇ。Oさんのように元気一杯の人とか、Gさんのように派手な人とは付き合わなかったでしょう…。
私だって、ここに来てなかったら、Hさんのような人と…」
N「…?」
K「…何でもないわ!ちょっと独り言。」
少し嬉しそうにそう話すKさん。ちょっと恥ずかしくなっちゃったんでしょう…(笑)
N「摂理は…不思議です。普通だったら、苦手な人とは付き合わないのに、ここだと…一緒に生活までする…。」
K「それはね…神様の御言葉があって、みんなが神様を愛そうとする気持ちがあるからなのよ。」
N「…」
コクリと頷くNさん。
夕日を眺めながら、二人は神様を静かに褒め称えるのでした…。


N「…これも。」
K「…?」
N「…これも、そうなんでしょうか?」
Nさんがスマホを取り出して、あるサイトを見せました。
K「摂理パークでキラキラLIFE ~女子力UP大作戦~?…あぁ、そうねぇ!」
N「このブログには…たくさんのどうぶつさんが出ています…。」
K「そうなの。その動物のような性格を持った人が、その個性を活かして記事を書いているのよねぇ。」
N「まるで…動物園みたいです…。」
K「そうねぇ。摂理パークって書いてある通りだわ。
最近も新しくパンダさんとか、イルカさんとか出ているし…これからも増えていくのかしら?」
N「…楽しみです…。」
それぞれの個性を活かした記事を見ることはまるで動物園のよう。
それぞれの記事に、それぞれの面白さがあります。
…えっ?どんな記事が書かれているのか、ですか?
それは…
摂理パークでキラキラLIFE ~女子力UP大作戦~
を見てみたら、きっとわかると思いますよ。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。