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4つの福音書を読み比べてみよう!律法の核心編

4つの福音書を読み比べてみよう!律法の核心編

おはようございます、satoです。

1月からずっと読み続けている聖書、現在は使徒行伝を読んでいます。
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ、それぞれによる4つの福音書を読みながら色々なことに気づいたので、今日はそれについて書きたいと思います。

4つの福音書の特徴と違い

4つの福音書にはそれぞれ特徴があります。

マタイによる福音書は基本的なことを書いておいた上で、旧約聖書の預言がどのように成就されたのかについて書かれています。

マルコによる福音書は要点をまとめて、コンパクトに書かれています。

ルカによる福音書は(ルカがお医者さん=理系ということもあってか)細かい所まで順序立てて書かれています。
バプテスマのヨハネの経緯が書かれているのはルカによる福音書だけです。

ヨハネによる福音書は他の3福音書とは内容がかなり異なっていて、よりイエス様に近い立場で書かれています。
これに比較すると、3福音書は書かれている内容の大部分は同じです。

それぞれの福音書で同じ事実が書かれていても、微細に異なることが書かれていたりします。

イエス様を試す律法学者

たとえば、こんな聖句があります。

そして彼らの中のひとりの律法学者が、イエスをためそうとして質問した、「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。-マタイによる福音書22章35-40節

これはイエス様が聖書における核心を話された有名な聖句ですが、これはある律法学者がイエス様を試そうとして質問したことがきっかけになっています。
同じようなことはルカによる福音書にも書かれています。

するとそこへ、ある律法学者が現れ、イエスを試みようとして言った、「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」。 10:26彼に言われた、「律法にはなんと書いてあるか。あなたはどう読むか」。彼は答えて言った、「『心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。また、『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』とあります」。彼に言われた、「あなたの答は正しい。そのとおり行いなさい。そうすれば、いのちが得られる」。-ルカによる福音書10章25-28節

尋ねていることは異なりますが、同じように律法の核心について語られています。
ちなみに、この聖句のあと律法学者は自分を弁護しようと「誰が隣人なのですか?」と尋ねてきました。

ヨハネによる福音書にはこの話が出ていませんが、マルコによる福音書にも同様のことが書かれています。

ひとりの律法学者がきて、彼らが互に論じ合っているのを聞き、またイエスが巧みに答えられたのを認めて、イエスに質問した、「すべてのいましめの中で、どれが第一のものですか」。イエスは答えられた、「第一のいましめはこれである、『イスラエルよ、聞け。主なるわたしたちの神は、ただひとりの主である。心をつくし、精神をつくし、思いをつくし、力をつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。第二はこれである、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。これより大事ないましめは、ほかにない」。-マルコによる福音書12章28-31節

ところで、この聖句では質問する律法学者はイエス様を試そうとした、というよりは「イエス様を認めた」上で質問しているように書かれています。
実はこのあとの展開は他の2福音書とは異なって、次のようになります。

そこで、この律法学者はイエスに言った、「先生、仰せのとおりです、『神はひとりであって、そのほかに神はない』と言われたのは、ほんとうです。 12:33また『心をつくし、知恵をつくし、力をつくして神を愛し、また自分を愛するように隣り人を愛する』ということは、すべての燔祭や犠牲よりも、はるかに大事なことです」。
-マルコによる福音書12章32-33節

そう、この律法学者はイエス様の話したことを確かに正しいと認めたのです。さらに、

イエスは、彼が適切な答をしたのを見て言われた、「あなたは神の国から遠くない」。それから後は、イエスにあえて問う者はなかった。
-マルコによる福音書12章34節

というように、イエス様から「神の国から遠くない」と話されているのです!
これには私、ちょっと衝撃を受けました。というのも、ユダヤ教の人々はイエス様の話していることが理解できず、叱られていることが多かったからです。

こんな感じで、4つの福音書を比べてみると意外なことが分かります。
それを通して、よりイエス様の時代のことを深く理解できるのです。

ところで、この律法学者の話から色々なことを感じたのですが、それは次の機会に書きたいと思います。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。

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