摂理人の選挙前夜。~集団的自衛権について考える~

こんばんは、satoです。
明日は総選挙です。
選挙はいつも日曜にあるのですが、摂理に来る前はアニメやバラエティをずっと見ていたので「テレビがどこも選挙結果ばかりでつまらん…」と退屈していた私。なんか録画していたビデオを見ていました。家族で。
今でも実家はそうなのでしょうか?…ゲームやマンガを読んでいるのかもしれません。
そんな風に選挙に対して興味を持たなかった(ただ、クニミツの政というマンガを読んで民主党がいいんだ、と漠然と思っていた)私ですが、摂理に来てから色々あって考えるようになりました。
大学には「TPP反対!安倍政権の暴走を許すな!戦争をできる国にしようとする政府を止めよう!」という看板。
周りでも政治に対して不満を持ったりする人がちらほら。
私は…正直言うと「反対する人たちが怖い」と考えていました。
言っていることは理解できるけど…ただ不満をぶつけているだけなのではないか?そんな風に私は感じたのです。あくまで私の印象なんですけど。
で、足りないなりに私も政治について考えてみました。
私も鄭明析先生の御言葉を聞きながら、神様が自分を創られた創造目的を学んで、何が一番なのかを少しずつわかってきた、その視点から…
ここのブログではどこを支持するとか、この政策は賛成だとか、そういうことは書きません。ただ、「これを見て皆さんがどの政党を支持するか考える」材料を提供できたらと思っています。
それは、私自身がそういう情報を欲しかったから、なんです。
インターネットで情報を知ろうとするとほとんどが「賛成」あるいは「反対」という立場ありきで主張しているものがほとんどです。私としては「その政策をどうしてしようとするのか」その原因を知りたいだけなのに。
以前、授業の関係で憲法9条について調べたときにその実情を知りました。
だから、足りないですが私なりに考えた「流れ」を書き、選挙の前に自ら考える機会になれば、と思います。
自分の思いも混ざっていると思いますが、ご了承ください。
今年の流行語大賞にも選ばれるようになった「集団的自衛権」。
東日本大震災以降、その存在が問われてきた「原発」。
今年は先送りされた「増税」。
自民党はこれらについて積極的に推し進めています。
でも、これはどうしてでしょうか?まずはその意図を考えてみましょう。
今回は「集団的自衛権」ひとつに絞ります。それは…日本の平和に関わる大切なことだから。
そもそも、集団的自衛権とはなんなのでしょうか?
自民党は憲法9条について「他国が攻撃されて日本に経済などで多大な被害が出ると考えられるときに、その国を助けるために自衛隊を派遣できる」という解釈をしようとしています。これについて賛成・反対様々な意見はあります。
でも、私はまず「理解」をしたい。そう思い、色々考えてみました。
まず、大前提として…誰しもが「戦争をしたい」と考えてはいないでしょう。
少なくとも、日本人は。何故なら「憲法9条」、戦争の放棄を定めたこの憲法が今なお残っているのだから。
これは…安倍総理にとっても同じこと。
そう、安倍総理は「戦争をしたい」からではなく「戦争を避ける」ために集団的自衛権を主張している、はずです。
それでは、どうして「海外への武力干渉」を認めるような解釈をしたのでしょう?
そもそも、皆さんは不思議に思いませんか?
どうして今まで「日本が武力攻撃されなかったのか」?
日本は戦争で負けてから70年、アメリカの助けなどもあって経済的にかなり成長してきました。お金はたくさんあり、資源も(海には)豊富。人もよく、色々開発が進んでいる。そして…自らは武力を持たない。
-自衛隊という戦力があることは確かですが、自衛隊がしているのは東日本大震災などで活躍したような「被災者の救助」、断絶した地域の支援。
あと、札幌だと雪まつりの雪像作成ですね。札幌に住む身としては毎年ありがたいです。本当に嬉しいです。
自衛隊が不要、という意見もありますが、少なくとも彼らがいなければこれらはできません。
話が逸れました。
このようにある意味では「格好の的」とも言える日本。さらには中国や韓国とも緊張状態にあります。それでも、少なくとも戦争は起きていない。それはどうしてでしょうか?
「世界が武力で攻めようとするのではなく、話し合いで解決するようになったから?」
確かにそうです。今では国連もできて、世界全体として「戦争はしない」としていますから。しかし、世界全体を見ると戦争をしている国は多くあります。イスラム国というテロ組織もいますし、最近ではロシアとウクライナがかなり危うかったです。
いつ日本がそうなってもおかしくはなかった、と思います。
それではなぜそうならなかったのか?
一つには、「日本はアメリカと密接に繋がっている」からだと考えられます。
経済的にも、武力的にも世界の中心となっているアメリカ。もし日本に攻撃すれば、アメリカが日本を守る訳です。つまり、アメリカに敵対することにもなりかねない。少し頭の働く国なら、それは絶対避けようとするわけです。そういうわけでこれまで日本には攻撃がなかった、とも言えます。
ところで…アメリカは現在多くの攻撃を受けています。
2001年の世界同時多発テロ以来、アメリカは多くのテロ組織と争っています。そのことでアメリカは「日本にもテロ組織と戦う手助けをしてほしい」と言っているわけです。
しかし、日本にはそれができません。
憲法9条があるからです。日本は他の国に武力で攻めることはもちろん、戦力を海外に派遣できないのです。
これまで日本を守っていたアメリカ。
もし、そこから守られなかったら、多くの国が日本と戦争しようとするかもしれない…。
こう考えて、安倍政権と自民党は「集団的自衛権」を行使できるようにしようとしているのではないでしょうか?
少なくとも、私はこうやって理解しました。
書きながら色々飛躍のあるところがあると気づきましたが、少なくとも筋は通っていると思います。
さて、これを踏まえて二つ質問を。
1.果たして、戦争を避けるために「集団的自衛権」を行使できるようにするのは正しいのか?
2.それが良くないとして、代わりにどのような対策ができるのか?
あなたは、どのように考えますか?

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。