おはようございます、satoです。
北海道といえば北大、その中でも有名なのがクラーク博士です。
そんなクラーク博士と鄭明析先生、二人に共通するあることについて書きたいと思います。
今日は北大の創始者と言っても過言ではない、初代教頭(≠学長)クラーク博士と摂理の創始者(≠教祖)鄭明析(チョンミョンソク)先生のある共通点について書きたいと思います。
それは、戦争を経験していることです。
クラーク博士はマサチューセッツ農科大学の学長になったあとしばらくして南北戦争に参戦しました。そこで、将軍として命を賭して活躍したあとに札幌農学校に来たのです。
一方、鄭明析先生は徴兵制に従い軍隊に入隊したときベトナム戦争に派兵されます。
そこでも鄭明析先生は常に聖書を読み、神様の御言葉を実践なさろうともがかれました。
『隣り人を愛し、敵を憎め』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。こうして、天にいますあなたがたの父の子となるためである。天の父は、悪い者の上にも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らして下さるからである。
口語訳聖書 マタイによる福音書5章43-45節
敵を愛しなさい。
鄭明析先生は敵を殺さなければ生きられない戦場において、敵を殺さず、愛することをされました。
一つのエピソードを紹介します。
ある時、先生が一人の兵士に至近距離で銃を向けられました。
撃たなければ敵に撃たれて死ぬ、という状況。
先生は神様にお祈りをしました。
そのとき、
『愛しなさい』
という大きな声が。
先生はその声に従って…敵兵のところに向かいました。
銃を捨てて。
そして、敵を抱きしめたのです。
敵兵も、先生も泣きました。
こうして、先生は敵を撃つことなく、敵兵とともに生きることができたのです。
クラーク博士も、鄭明析先生も…戦争を経験されたあとに聖書を通して福音を宣べ伝える働きをされました。
クラーク博士は札幌農学校の道徳教育に聖書を用い、後に学生を信仰者に至らしめました。
クラーク博士自身も
『今、自分は一生をふりかえってみると、何も誇るようなものはないが、ただ日本の札幌において数カ月の間、日本の青年たちに聖書を教えたことを思うと、すこし満足と喜びを感じる。』
とこの出来事に満足感を持っていたようです。
鄭明析先生は戦争経験を通して戦争は絶対にしてはいけないということを深く痛感し、平和を成すために様々な活動をされました。全世界を飛び回り神様の御言葉を伝え、国際文化大会も開催し…。
その結果、摂理の中では平和をなしつつあります。
8月15日…日本では終戦記念日、韓国では光復節…それぞれの国が戦争が終わったことを記念とする日です。
戦後多くの歳月を経て、今の世界は平和を成すために様々な努力をしてきました。その一方で、戦争を経験した人が亡くなっていき、戦争に対する感覚が薄れていっているということもあると思います。
クラーク博士も、鄭明析先生も戦争を経験され、その後聖書を通して人々の思想を教育しました。クラーク博士の教えを受けた内村鑑三の思想が、後に日本国憲法9条戦争放棄に繋がりました。そのように、鄭明析先生の御言葉も平和の土台となると確信しています。
戦争を経験された人は、皆こう話します。
戦争は、絶対にしてはいけない
と。
その言葉の重みを、私はしっかり受け止めたいと思います。
未来永劫の平和を、切に祈ります。
この記事を書いたブロガー
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「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。
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