やる気とドーパミンの話

おはようございます、satoです。
ここしばらく少しずつですが、調子が良くなってきているのを感じます。
具体的には少し前まであった「コントロールが効かない」状態から抜け出し、少しずつ落ち着いてきたような感じがします。そのためか、少しずつ作業もできるようになってきました。

私の場合、(自分がしたいことであったとしても)なかなか始めることが出来ず、重い腰を上げてようやくやることが多いです。
例えば、自分が「これをしよう」と思った作業でも始めるのに時間がかかる他、調子が悪いと「ご飯を食べに行こう」と思っても後回しにしてしまったり、自分が見たい!と思っていたこともやらない…ということが起こります。
その一方で一度始めるとなかなか止まらなかったり、ずっと見続けてしまうということもしばしば。例えばアニメとか小説を一度見始めると例え疲れていたとしても最後までずっと見てしまうとか、時間ギリギリでもやっている作業をやり続けてしまう、とか。

最近これがADHDの特性と関わっている可能性があるということを改めて知りました。具体的には、ADHD傾向にある人は「ドーパミンの分泌」があまりうまくなく、出るまでに時間がかかるためにやろうと思っていたことが出来ないということも、一度動画を見始めたり、ドーパミンが出やすいものを始めるとなかなか止まらなかったりするということが起こるようです。

そもそもドーパミンとは何か、Googleで検索してみると

神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において中心的な役割を果たしている。 ドパミンは神経伝達物質のひとつで、カテコールアミンと呼ばれる種類に属します。 アミノ酸のチロシンから酵素の働きによって合成されます。

とあります。脳内報酬系と書いてありますが、ドーパミンが出ると「これは良い!」と脳が感じるわけです。それによって行動を繰り返すようになるのです。
ドーパミンによって集中力が上がったり、幸福感が上がったり、前向きになったりする効果があるとも言われています。
どうやら「好きな音楽を聴きながら」作業をするとドーパミンが出やすいらしいのですが、確かに音楽を聴きながら作業すると心なしか集中力が高くなっています。ただし、深く考察するために脳を使う数学の研究とかには不向きな気もします。集中力が削がれてしまうため…。
どちらかといえば「聴き慣れている」曲のほうが作業には良い気がします。安心感が増すから…でしょうかね?

これまでずっと困っていた「なかなか始められない」「なかなか終われない」問題。
単純に私の心の問題、というだけでなく「脳の発達の問題」が関わっているなら、方法も変わるわけで…この辺りの対策を病院に行って聞いてみようと思います。
…実は今年に入って心療内科に通院しておりまして。最近は仕事のスケジュールの関係でなかなか行けなかったのですが、少しずつこちらにも行けるようになってきました。ちょっとお試しで薬も飲んでみましたが…果たしてどうなることやら。
なんにせよ、今まで「自分の心の問題」と思っていたものがそうでない可能性もある、ということが知れたのは大きいです。本当に感謝します。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。