おはようございます、satoです。
実は本日数学界ではちょっとしたお祭りが起きています。
それが、数学の祭典MathPowerというものです。
昨年から始まった「皆に数学の魅力を伝えたい!」という企画でなんと2日間ぶっ通しで数学の話をするというものです。
今年は本日と明日二日間でやります。
今年も色々な企画がありまして、二日間で作図可能な現在知られている最大の正p角形(pは素数)である正65537角形の作成をしたり、素数大富豪というトランプゲームを夜通しやったり、数学の問題を出し合う決闘をやったり(ちなみに、その昔実際に決闘をしていたそうです。日本でも和算の問題を出し合うことをしていたそうな)、数学好きな人が自分の好きな数学について語ったり…という企画です。
その中でも今年最大の目玉だな、と思うのが加藤文元教授によるIUT(宇宙際タイヒミュラー理論)の一般向け解説!という衝撃的なものです。
ABC予想を証明したとされる望月新一教授の理論がIUTですが、現在も第一線の数学者がその理論を理解しようとしているくらい難しい…というより全く新しい理論です。
加藤教授は望月新一教授とこのIUTについて勉強したことがあるようで、今回はその話をした、そうです。
…私もかなーーーーーーーり興味を持っていたのですが、残念ながらこの時間こちらはこちらでとても重要なイベントがありましたので見ることができませんでした。
ちなみに、Twitterで調べたところ、このような話をしていたみたいです
#MathPower
人類はまだ、掛け算と足し算の関係を完全には理解していない! pic.twitter.com/GL0UrxkQVR— キグロ@10/21日曜数学会 (@kiguro_masanao) 2017年10月7日
現代数学の困難がこちらになります、ご査収ください #Mathpower pic.twitter.com/0WDJHjgCkW
— リング (@matsumoring) 2017年10月7日
学校の数学は「完成図のあるパズル」
専門の数学は「完成図の見えないパズル」
IUT理論は「大きさの違うピースをはめる」???#MathPower— Mister (@ChCaNHK) 2017年10月7日
何を言っているのだろう、とは思うのですが、確かにABC予想は掛け算と足し算の大きさの比較の問題ではありますし、かなり複雑な問題に思います。
この話を見てみると、IUTはもしかしたら全く新しい数学の世界を形成しているのかも、ということです。いやはや聞いてみたい…(´・ω:;.:…
ひとまず私も宇宙際タイヒミュラー理論の入門論文を読みながら理解していけるように頑張ります(´・ω:;.:…
この記事を書いたブロガー
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「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。
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