人生を賭けた大ギャンブル~パスカルの賭け~

おはようございます、satoです。

今日は数学者パスカルが考えた「神様の存在証明」をご紹介します。いわゆるパスカルの賭け、と呼ばれる思考実験です。

パスカルは次のように考えました。

自分が神様がいることを信じるとしよう。そうしたら、神様が本当にいたら得られる利益は無限大だ。日常でも色々得られるし、死んだあとも永遠な生を生きられるから。また、神様がいなかったとしても自分に大した損にはならない。消えてなくなるだけだから。
一方、神様がいないと信じたとしよう。そうして、もし神様がいなかったら消えてなくなるだけだけど、神様がいたなら…(本人はここ言及していないようだが、地獄で永遠な苦しみを得る)大きな損失だ。
よって、神様がいると信仰を持つことの方がお得だ。

…確率論を創立したパスカルらしい、確率的な話です。でも、これは実際にそうで、神様がいると信じて、もしいなかったとしても損をするのはせいぜい時間だけです。
摂理にいる私ですが、お金は最低限しか投資していないし、信仰を持つだけならお金はいりません。だから、そこまでリスクは大きくないのです。
逆に言えば神様を信じるか否かによって永遠な運命が左右されるならどちらの方がお得か、と考えたわけです。

パスカル自身はこれを「信仰のきっかけにはなるけど、信仰そのものでない」と話していました。確かに、この考え方は導入にはなりますがそれで全てではありません。それだと「日々の生活の面白み」がないですからね。
摂理は面白いところで、私が割と自由に色々やっても怒られません(笑)

ちなみに、つい最近こんな御言葉を聞きました。

「天国、地獄、なかったらいいですが、あったら大変です。だから信じたほうがましです。」

これってパスカルと同じ考え方だよな~と聞いてて思いました。
この方がパスカルのことを知っているか分かりませんが、神様の言葉を学ぶと同じような結論に至るのか…興味深いです。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。