個人か、全体か。試合を通して感じた犠牲と愛

こんばんは、satoです。
これは以前、ラグビーW杯日本vsサモア戦を見てもう一つ思ったことです。
この年は日本がラグビーで歴代2勝目を挙げた後で、日本でラグビーが盛り上がっていた時でした。

個人で勝つのか、全体で勝つのか

日本vsサモア戦でナレーターが個人技の強いサモア代表というフレーズを良く使っていました。
そういうこともあってか、私はこの試合を通して個人技が勝つのか、全体で戦うのが勝つのかについて改めて考えさせられました。

もちろん、一人一人が強い、ということは前提なのですけど…。
日本代表のプレーにはところどころに犠牲の精神が表れていました。

たとえば、日本代表の低いタックル。あれは正直かなり危険なのです。だって、膝に頭がぶつかれば大ダメージを負うのですから。
実際、サモア戦では相手の攻撃を止めようとタックルした山田選手の頭が膝にぶつかり、結果気絶してしまいました。正直心配です…早い回復をお祈りします。

身を挺しての防御、その低いタックルに犠牲の精神を見ました。

また、攻撃面においても、ボールを持った人が倒されたとしても、すぐに次の人がタックルを仕掛け相手にボールを取らせまいと守っていました。その結果、日本代表は攻撃が途切れることなくプレー出来ていたし、それによってサモア代表は体力と精神力を削られていました。
あの姿は互いを助け合う精神がないとできないことですよね。

さらに、あの戦法は最後まで走りこまないとすぐにはできないんですよね。いわば自らの身を削っての戦法といえます。

一人で勝てずとも、二人で戦えば必ず勝てる

いくらフィジカルを鍛えたとしても、生まれついて持っている体格差はやはり補いきれません。
周りから比べたら小柄な日本代表ですが、しかし、

一人で勝てずとも、二人で戦えば必ず勝てる。

それを、あの戦法は物語っています。

相手の強烈なラン、一人のタックルでは止めきれませんが、ぐらついたところを素早く二人目がタックルすることで止める。二人目がダメなら、三人目で。
こうやって止めた攻撃が、何度もありました。

ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。

口語訳聖書 伝道の書4章9-10節

また、南アフリカ戦では、モール(ボールを持っている人を中心に何人か固まってゴールラインまで前進する戦法)も、多く決めていました。これも一人一人がしっかり固まって前進できたからです。後ろのポジションの選手まで来て固まる12人モールにはビックリしましたが。

そういうわけで今回のサモア戦は、
個の力が強いサモアを、個を鍛えた上で「全体が一つとなる」ことで日本代表が打ち破った
ということができるでしょう。

このように、人生もそうだ

これを通して私は
このように神様が私を助けてくださっている
ということを悟りました。

突然ですが、どうして神様を信じる場所として教会があるのでしょうか?
神様は「あなた一人でも信仰生活ができるようにしなさい」と個人を強くすることについて話されました。しかし、本当に一人だけで信仰生活ができるとしたら、神様を信じる人が集まる教会というのは不必要に感じます。

これは私の考えでもありますが…神様は予め「人は一人で生きられない」ように創造したと思います。だから、教会という「神様を信じる人が集まる場所」があるのです。互いに助け合うために。
同じように、社会という仕組みもまた、人間が互いに助け合って生き残るために作られたものです。

私は、一人でこの人生を生きることはできません。

神様が創造して養ってくださり、聖霊様が正しい方向に感動を与えてくださらなければ、生き延びることすらできません。
御子が愛して、主が罪を許してくださらなければ、私は罪の中に生きて死んだでしょう。
それに、天使たちも私をいつも守ってくれています。本当にありがとうございます。

また、教会にいる人が居なければ、信仰がうまくいかない時に自分の考えに溺れて信仰を止めていたでしょう。
ホテルがなければ、私は外で寒さに震えながら野宿していたでしょう。
ご飯やさんがなければ、私は空腹で苦しんでいたでしょう。

その全てに「神様」と「人」がいます。

いわば私の人生は神様とすべての人が一つとなって助けてくださっているから成り立っているようなものです。どんなに悪なる心が来ても天使が守り、神様が癒やし、退けてくださる。そんな愛をラグビーの試合を通して感じました。

本当に、私を生かしてくださる神様に感謝します。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。