【摂理人が書く物語】「宗教団体」について摂理女子が真剣に考えてみた。

G「…ねー」

B「?どうしたの?」

とある摂理の教会。今日はそこにGさんとBさん、二人の女性がいました。
二人は摂理に来る前からの友達同士。いつも本音を話せるくらい仲がいいです。

G「世間では宗教宗教団体に対して偏見あるよねー」

B「…うん。宗教って聞くと、「怪しい」って考える人は多いね。」

G「ただ『目に見えない、科学で分かっていない』ことを信じて、生活しているだけなのになー」

B「そうだね。そして、同じものを信じる人たちが集まって…」

G「そう!そのことの何がいけないの?なんか、宗教団体に入っているだけでちょっとひかれる…ホントおかしいって思うんだよなー」
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(こちらのブログから。)

そういって、教会の長椅子の背もたれに頭を乗せるGさん。
ちょっとふてくされ気味です。

B「長椅子に頭は乗せない方が…」

G「あ、そうだね。神様がいらっしゃるところなのに、こんな態度していたらよくないな!
ゴメンナサイ!」

Gさんは姿勢を正しながら、神様に悔い改めました。
それを見ながらクスクス笑うBさん。

B「いや、そこまでビシッとしなくてもいいと思うよ(笑)
今は礼拝じゃないし、もう少し気楽にしてもいいんじゃない?」

G「それもそっか(笑)」

Bさんの話を聞いて、Gさんは少しリラックスします。

B「でも、どうしたの?そんなに気分を悪くして…」

G「いや~。
友達にたまたまお祈りしているの、聞かれちゃって」

B「いやいや…そこは気を付けようよ。」

G「友達に見られないようにトイレに行って祈っていたんだけど、あまりに夢中になりすぎて気づいたら長く祈ってたのよ…。で、トイレからなかなか出ないことに心配した友達が見に来て…」

B「…なんか、Gちゃんらしいね。一度心に決めたら、何も見ずにとことん突っ走る辺りが(笑)」

G「まぁね!」

胸を張るGさん。

G「それで、友達から何やってるのか聞かれて、教会に行ってること話したら『え、宗教!?』って引かれちゃって…」

B「そういうことね。でも、前にGちゃんも昔私が聖書の話をしたら、そのあと会わなかったじゃない。」

G「あー…」

Bさんに言われて、昔のことを思い出すGさん。

G「確かに『なんか危なそう…』って思って会うの避けてたなぁ…ごめんね」

B「いや、謝らなくてもいいよ。」

G「でもあの時は、大学受験がかな~りピンチだったってこともあったの!…今までAKB48に入ることばっかり考えてて勉強していなかったから」

B「あれ、そうなんだ?」

G「うん。結構大変だったんだよ!?今まで大学に入ろうって思ってなかったからさ…。
大学に入ったあともAKB48に溺れちゃって…。」

B「なんか…Gちゃんらしいね。」

G「どのあたりが!?」

Bさんの言葉に突っ込むGさん。

G「…よくよく考えたら、『宗教は怪しい』って思う人が多いんだよなぁ、日本って。
私は摂理で御言葉を聞いて、それが間違っていたって気づいたから、すっかり忘れてたけど…」

B「世界ではむしろ『無宗教』って言うことがおかしいって思われるんだけどね。」

G「友達から避けられて…それがどれだけ傷つくことなのか、ようやく実感した。ホントにひどいことをしていたんだな、私」

そういって、涙目で前にある三位の椅子を見るGさん。
過去の自分を見て、心を痛めた神様のことを思っているようです。

G「…ごめんなさい。」

それは神様に言ったのか、Bさんに言ったのか、はたまた両方か…。
それはGさんと神様のみが知ることです。

B「ねぇ、Gちゃん。」

G「?どうしたの?」

Bさんの呼びかけに涙を拭きながら答えるGさん。

B「どうして、宗教団体ってあるんだと思う?

G「へっ?それは人には信じるものが必要で…」

B「確かに、人には信念、思想…信じるものがないと生きられない。特に社会のシステムが大きく変化し、安定していないこの時にはね。
でも、それは『宗教』の必要性じゃない。どうして…団体である必要があるのかな?
G「…え~~…考えたことない…。う~むむ…」

Bさんの問いかけに頭を悩ませるGさん。

G「…さっぱりわからん。教えて、B先生!」

B「B先生って…(笑)」

G「いや、なんとなく(笑)
でも、そうやって問いかけるってことは、何かBには思うところがあるんじゃないかなって思ったんだけど…」

B「そうだね、これは私の考えだけど…」

そういって、Bさんは話しだします。

B「人って一人では生きられないじゃない。たとえ、どんなに素晴らしい考えがあったとしても、一人で生きられるのはごくごく限られた人くらい。特に、この社会で生きるには、一人はあまりに弱すぎる。」

G「そうかな?鄭明析先生は一人で祈り、修道生活をして私たちに教える御言葉を受けたじゃん」

B「うん。確かに先生は山で一人信仰生活を守った。でも、先生だって一人で摂理を作ったわけじゃない。
一人で月明洞を開発したわけじゃない。ついてくる人たちと一緒に、作っていったんだ。」

G「それは…そうだよね。」

B「一人では大きなことができなくても、多くの人が集まれば出来る。
自分だけのためなら一人でもいいかもしれないけど、もっと大きなこと…家族、民族、世界、そして神様のためのことをするなら、一人では難しい。ほとんどできないといってもいいと思う。」

G「スケールの大きいことをする…私には考えすら浮かばないや。
あ、だから大きな考えをする人が必要だし、それを行なう人がいないとだ!」

B「そうそう。それにね。
普通の人は一人で信仰生活を守るのは難しいよ。考えが絶えず変わっちゃうし、生活も作らないといけないし。」

G「あー…摂理の御言葉は基準が高いから、特にね(笑)」

B「だから、私たちは集まるのだと思う。お互いが助け合って信仰を高めるために。
それは決して弱い考えじゃない。むしろ、自分の弱さを認めて生きる、強い生き方だと私は思う。」

Bさんはそう強く話します。

G「おー、Bがこんなに強く話すなんて珍しい…。」

B「私、怠け者だから…。正直皆がいてくれて助かるよ。」

G「…アハハハ(>▽<)」

その答えを聞いて、思わず笑ってしまったGさん。

G「でも、自分がすべきことはちゃんとしないと、だよ!?」

B「はい。」

そういって、二人とも笑いが止まらなくなりました。

G「いやー、Bのその言い方面白すぎっ!ホントウケる~(>▽<)」

B「Gちゃん、笑いながら核心ついてくるから…思わず笑っちゃった。」

G「…こういう楽しいことも、一人ではできないよね!やっぱりみんながいないとだ!」

B「それは確かに(笑)」

G「あ、そーだそーだ!この間のあの賛美…」

GさんとBさんはまた別のトークをし始めます。

人は一人では生きられない。だから、神様は私たちを集めてくださいました。
一人で生きているように見えても、そこには食料を作る人、国を守る人、皆がより快適に生きられるように助けてくれる人がいて、その人たちの助けがあるのです。

一人ですべきことは必ずしなければいけないけれど。
互いが力を合わせれば、きっとできます。たとえそれが大きなことだったとしても、ね。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。