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【摂理人が書く物語】見えない世界、見学旅行。その1

「フッフッフ…」
ここはとあるマンションの一室。
部屋には数々の絵の具、筆、そして…作品が。
「いい…実にいいぞ…」
そんな中一人パソコンを見ながら笑う男。
和服姿に、少しウェーブのかかった長髪。傍から見たら怪しい人ですが…。
「この映像…なんて、美しいんだ!!」
——————————–
J「…Dさん。」
D「おう、どうした?」
道を歩く、JくんとDくん。
J「御言葉でよく「私たちが死んだら、霊界に行く」って言うじゃないですか。」
D「そうだな。」
J「でも…実を言うと正直実感が湧かないです。なんというか…死んだあとの世界がイメージできないんですよ。
D「…ん、まぁ実際見たことないとそうなるよな。」
J「鄭明析先生は「切実に祈って御子が許諾されれば夢でも見ることが出来る」と話されていましたが…正直、なかなか祈れてないです…。」
D「そうだな…。まずは「祈りたくなれるように」お祈りしてみたらいいんじゃないか?
祈りたい気持ちが出ないのに祈っても長続きはしないだろうし…。」
J「なるほど…。ところで」
D「おう、どうした?」
J「今、どこに向かっているんですか?僕、何となくついてきてしまったのですが…」
D「今からちょっとある人に差し入れを持って行こうと思ってな。その人のところに向かってるんだ。
…って、お前何も知らずに来たんかい!?(笑)」
J「…Dさんが「お!時間あるんか、ちょうどいいや!一緒に行こうぜ!」って行っちゃったんじゃないですか…。」
D「…あ、そうだったか。スマンスマン。ちゃんと説明しなかった俺が悪いな。」
非を認めて謝るDくん。でも、ちゃんと行き先を確認してからついて行きましょうね。
確認しないでついて行って後で大変なことに…ってこともあるかもしれませんから。
J「そうですね…わかりました。気をつけます。」
———————————
~♪
二人はマンションに着きます。
J「…出ませんね。」
D「…あの人、夢中になってるんかな。しゃーない。」
ガチャ。
J「…えっ!?勝手に上がって…」
D「大丈夫だ。たぶん、作品作りに夢中になっているんだろう…あの人一度集中すると完全に外のこと気にしないからな…。」
J「そ、そうなんですか…って、作品?その人いったい何をしている人…」
「この作品、なんて、なんて…美しいんだ!」
D、J「!?」
突然ドアから大声が…
J「びっくりした…」
「ハレルヤ!ハレルヤ~!」
J「…え?ハレルヤ?
この人今、ハレルヤって…」
D「ここか…失礼します。」
「む!」
部屋の中には…先ほどの和服姿の男。
D「Qさん~。差し入れです。」
J「Qさん!?」
Q「おう、Dか。いつもありがとな。」
そう、この和服姿の男、QさんもDくんたちの教会に通っています。と言っても、礼拝以外は自分の部屋にこもっているのでみんなは名前を聞いたことがあるくらいであまり知りません。
Q「おう、そっちは最近教会に来たJじゃないか。」
J「え?は、はい。初めまして、Jです…」
Q「おいおい、初めましてなんて、そんな堅っ苦しい挨拶なしだ。いつも教会で会ってるじゃないか。」
J「…え?まぁ、そうですけど…。」
Q「同じ摂理に呼ばれた兄弟同士、仲良くしようぜ。」
J「あ、はい…。」
そういって握手しようとして…
Q「あ、待った。」
J「?」
Q「手が絵の具だらけだ。こりゃいかんな。洗って来る。」
J「はい…」
手を洗いに手洗い場に行くQさん。
J「…なんだか、不思議な人ですね。」
D「まぁ、話し方とか風貌を見たら確かに普通じゃないがな…。でも、あの人もいい人だぜ。」
そう、最近教会に来ているJくんのことをよく知っているように、Qさんはいつも教会のみんなのことをよく見ていて、みんなのことをとても気遣っています。いつも先生の愛で見守っているのです。
D「…ただ、一つのことに集中しすぎると、他のことは目に入らないんだよな。」
J「部屋が…」
Qさんの部屋はたくさんの絵と絵の具が散らばっています。
D「作品を作っているときはいつもこうなるんだ。ご飯を食べるのも忘れてしまうくらいだからな…」
Q「いつも飯持ってきてくれて感謝するぜ。」
D「あ、戻ってきた。いいっすよ、俺Qさんの作品好きですから。」
Q「褒めても何も出ないぜ~。…あ、いや。神様の構想だからな。それは当然だ。」
J「へぇ。絵を描いていらっしゃるんですか。」
Q「おぅ!いつも神様の構想を地上で実現できるようにな!」
J「…すごい。」
Q「どうだ、気に入ったか?この作品は…」
そういって、自分の作品を説明するQさん。
普段はフリーのイラストレーターとして様々な会社からの依頼を受けてイラストを描いています。さらに、その合間を縫って先生の御言葉を絵に描いてみたりと、結構多忙なので、普段は家にこもっているんです。決して、引きこもりとか、そういうのではありません。
D「…ん?この映像は何ですか?」
一人部屋で立っていたDくんは、パソコンに映っている画像に気付きます。
Q「お、それか。それは
霊界の実相を絵に描いたものだ。」
D「霊界の…」
J「…実相?」
Q「とても美しいぞ…フフフフ…。」
話しながらニヤニヤするQさん。
D「もしかして、さっきの叫び声は…」
Q「天を讃える声、と言ってほしいな。
そう、この映像を見て、感動のあまり…な。」
D「へぇ…J、ちょうどよかったじゃん!」
J「え?」
D「さっき言ってただろ!「霊界があるのか、実感が湧かない」ってさ!」
J「あ、確かに…」
Q「…なんだと!?」
J「!?」
Q「それはいかん!ちょっと待ってろ!!」
そういって、突然部屋を片付けだすQさん。
J「あ、あの…手伝いますか?」
Q「無用だ!安心してそこの椅子に座りなさい!」
D「…わかりました。J、とりあえず座るぞ。」
J「あ…はい…」
二人は椅子に座って待っていました。果たしてこれから何があるのでしょうか?
その2

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代まであと一歩。数学者を志す大学院生で、教育系の仕事もしています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。

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