satoの数学小説シリーズ「真理の森の数学セミナー」絶賛更新中!

【摂理人が書く物語】生活の中の小さな英雄。side:J

【摂理人が書く物語】生活の中の小さな英雄。side:J

次の日…。
J「主よ…今日は何から始めましょうか…。」
まだ摂理に来たばかりのJくんは何をしたらいいか分からないので、とりあえず明け方にお祈りして、御言葉を読み返していました。
J「…ハッ!
鄭明析先生が「健康のために走りなさい」と話されている。そういえば最近走ってなかったなぁ。だから体力なくて疲れて、寝る時のお祈りがうまくできないのかも。
よし!まずは走ろう!「糸一本の助けがあるときに行ないなさい」っておっしゃってたし、今から走るぞ!」
摂理に来て何をすればいいのかよくわかっていないからこそ、御言葉を聞いてそのままやってみようと思うJくん。その従順さを主はとても喜ばれているようです。Jくんと一緒に走りにいこうとしています。
J「よ~し!いってきm」
M「おう、J!」
J「あ、Mさん。おはようございます。」
と、そこにMさんが来ました。Mさんはこの教会の大先輩で、先生とも会ったことがあるくらい長く摂理にいる人です。
M「J!お前、御言葉を読み返したか?」
J「あ、はい!御言葉を読み返したら、走ろうという感動があって、これから走りに行きます。」
M「そうか…ところでお前、洗濯物はちゃんと片づけたか?」
J「あ、忘れてました…これ終わったr」
M「ダメじゃないか!そんな部屋で実際に先生が来られた時に迎えられるのか?
先生はな、いつも部屋をきれいにされてたぞ。」
J「…はい…」
M「まったく、そんなんじゃ引き上げ成せないぞ!ハッハッハッ!」
J「え、えぇ…。」
御言葉でまくしたてるMさん。Mさんからしたら「こうすればJくんは直すだろう!ハッハッハッ!今日も主の御言葉を実践した!」と思っているようですが…。
J「(うぅ…心折れそう…。)」
Jくんはせっかくやろうとしていた心が折れそうでした。
いくら正しいことを話していても、ダメじゃないか!と叱りつけるように話したため、何も知らないJくんは「僕が間違っているのかな…」と感じていたのでした。
J「…とりあえず、部屋片付けてきます…。」
M「おぅ!頑張れ!」
落ち込んだ姿を見せながら、部屋に戻るJくんでした。
——————————
J「…主よ…。主とお祈りして決めたと思っていたのですが、僕の考えだったのかな…。
でも…(あの言い方は傷つくなぁ…。)」
D「どうした、J?」
J「あ、D先輩。こんにちは。」
先ほどのダメージを引きずるJくんに気づいて、教会の先輩であるDくんが声を掛けます。
D「おいおい。「先輩」はつけなくていいって。部活じゃないんだからさ…。」
J「あ…すいません。」
D「で、どうしたんだ?元気なさそうだが…。」
J「あ、実は…」
Jくんは朝のことをDくんに話します。
D「そうか…Mさんの言葉聞いて心が辛くなったんだな。それで、先生のことは嫌いになってないか?」
J「いえ、そんなことは!
たぶん、僕が足りなかったんです。僕が足りないところがあるから…」
D「そうか、なら大丈夫だ。先生は、Jの気持ちわかってくれるよ。」
J「?どういうことですか?」
D「先生もな、たくさんの人に辛い言葉を浴びせられたんだ。
先生が実家で信仰生活をしている時、お父さんにたくさん怒鳴られた。
「お前、そんなことしていてご飯が食っていけるのか!畑の仕事をしろ!」とか、たくさんな。それでも、先生はお父さんの目につかないように信仰生活を続けていたんだ。
また、信仰生活を続ける中で多くの人から「お前の教理は間違っている!異端だ!」って教会の人にたくさん言われ続けていたんだ。それでも、先生は御言葉を伝えることはやめなかった。」
J「そうですね…先生は強靭な精神をお持ちですよね。その言葉にもめげずに…。」
D「まぁな…。でも、先生だってまったく傷ついてなかったはずはないぞ。」
J「え?」
D「だって、先生は目に見えない神様の心情を感じるくらいだから、とっても感受性が豊かな方だと思うぞ。そんな人が「お前、ダメじゃないか!」なんて怒鳴られたら、やっぱり傷つくぜ。
俺もこんな感じで楽しそうにしてるけど、やっぱり人に怒鳴られたら心に傷を受けるよ。」
J「…そうなんですか?意外です。」
D「…お前なぁ(笑)俺だって人間だぞ?
だからな、先生はきつい言葉を言われて傷つく人の気持ち、よ~くわかるんだ。
…ホント、つらかったよな。」
J「あ…はい…。」
Dくんの一言で、Jくんの心が楽になります。
自分が間違っていたから、そう思って自分のつらい気持ちを封じ込めていたJくんの心が、解放されました。
D「先生もな、指導者にきつく言われて心が折れそうになっている人に手紙を送ったんだ。
「ほかの人たちは『自分の性格』で相手をよくくじけさせる。御子の御力と知恵が足りなくて、『きつい言葉』でくじけさせるのだ。あなた、「指導者たちの言葉」に心がくじけたら、「サタンの言葉」には霊までくじけるだろう。」ってな。」
J「あ…そうですね!」
Jくんはその言葉で、力を受けました。
同じ経験をされた先生。その気持ちに共感しつつ、励ますその言葉。
そして、先生自身がきつい言葉で傷つけられたことを乗り越え、今も御言葉を伝えられているからこそ力のある言葉。
その言葉に、生命力を感じます。
J「僕…頑張ります!サタンの言葉にくじけてたら、先生の弟子として情けないですから!」
D「おぅ!頑張れ!」
Jくんが笑顔で頑張ろうとする姿を見て、Dくんも笑ってエールを送ります。
D「よし!お祈りしようか。」
J「あ、はい。ところで…結局僕が間違っていたのでしょうか?」
D「へ?あ、「お祈りして感動を受けて走ろうと思ったけど、部屋を先に片づけるべきだったか?」ってことだよな。」
J「はい。」
D「う~む…。それもお祈りして聞いたらいいんじゃないか?
それは「Jと主」、一対一の生活の話だから、俺には何とも言えないな…。」
J「わかりました。そうします!」
D「素直だなぁ…。じゃあ、そのためにもお祈りするか。
それと…Mさんのためにも祈ろう。」
J「えっ?」
D「神様は全ての人を愛しているし、引き上げさせたいんだ。
Mさんだって、神様を愛して、先生のために生きたいと思っているんだ。」
そう、Mさんも先生の御言葉を聞いてその通りに生きようとしてはいるのです。
でも、長く生きてきて直っていない自分の癖のために、それがうまくできていない。それが結果として神様を悲しませる結果になっているのです。
D「だからな、祈ろう。
Jもそれをわかって、お祈りしてあげてほしい。」
J「わかりました。」
D「じゃあ、お祈りするぜ。」
そういって二人はJのため、Mさんのためにお祈りします。
J「(あぁ…そうか。)」
その中で、Jくんは
J「(先生は…こうやって、自分を傷つける人のためにもお祈りしてたんだ。)」
生活の中にいる英雄に出会うのでした。
→Gさんの物語。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。

物語カテゴリの最新記事