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ヨエル書と新約時代を見比べて。

おはようございます、satoです。

ずっと聖書は読んでいて、現在新約のルカによる福音書まで行きましたが、なかなか奥が深いですね…。
改めて読んでみるとイエス様を通して話される御言葉が「本当に深い…」と感じました。
また、自分自身が長い間読んでいて気づかなかったところにも気付かされ、中には自分のこれまでの観を覆すようなものもありました。聖書を読んだことで、今この時の価値といいますか、神様に対する認識が変わったところもありました。

そんな感じで聖書を通して信仰が深くなったところがたくさんありますが、今回は旧約聖書の中から「ヨエル書」について書きたいと思います。

ヨエル書とは

旧約聖書の「小預言書」に属するものの一つで、ペトエルの子ヨエルが受けたものです。全部で3章なのでとても短いです。
この中で注目すべきは次の聖句。

その後わたしはわが霊をすべての肉なる者に注ぐ。あなたがたのむすこ、娘は預言をし、あなたがたの老人たちは夢を見、あなたがたの若者たちは幻を見る。-ヨエル書2章29節

この聖句は、新約時代に次のように成就しました。

五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。
-使徒行伝2章1-4節

そう、これは「聖霊」を与える、という預言だったのです。
ちなみに、使徒行伝2章ではこのあと実際にヨエル書の聖句が引かれて説明されています。

ヨエル書全体としては「主の日」についての預言が書かれています。

あなたがたはシオンでラッパを吹け。
わが聖なる山で警報を吹きならせ。
国の民はみな、ふるいわななけ。
主の日が来るからである。
それは近い。-ヨエル書2章1節

などなど。

時代背景

時代としては、ユダ王国にバビロンが攻め捕囚をした前後の時期とされています。
この頃にはユダに罪がはびこっている、ということは以前の聖書の話で書きました。
そのため、このこの時代の預言書には「罪からはなれよ、そうしないとさばきが起こる」という内容が書かれています。
そして、それは実際に「バビロン捕囚」という形で成されました。

それでは、その後の聖句はどのように実現されたのでしょうか?

その時主は自分の地のために、ねたみを起し、
その民をあわれまれた。
主は答えて、その民に言われた、
「見よ、わたしは穀物と新しい酒と油とを
あなたがたに送る。
あなたがたはこれを食べて飽きるであろう。
わたしは重ねてあなたがたに
もろもろの国民のうちでそしりを受けさせない。-ヨエル書2章18-19節

主はシオンから大声で叫び、
エルサレムから声を出される。
天も地もふるい動く。
しかし主はその民の避け所、
イスラエルの人々のとりでである。-ヨエル書3章16節

この辺りについて、新約聖書を見てみましょう。

まただれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れはしない。もしそんなことをしたら、新しいぶどう酒は皮袋をはり裂き、そしてぶどう酒は流れ出るし、皮袋もむだになるであろう。新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるべきである。
-ルカによる福音書5章37-38節

これはイエス様が言われた御言葉の一部で、「ヨハネの弟子やパリサイ人は断食しているのに、どうしてあなたの弟子は断食しないのか?」と聞かれたのに対する答えでした。
この新しい酒、というのはイエス様が伝えている「新約の御言葉」の比喩です。
つまり、イエス様が御言葉を伝えることが「穀物と新しい酒と油を送る」ということにつながります。…確かに、成されている(`・ω・´)

また、イエス様はエルサレムで御言葉を伝えましたが、それによって律法学者などのユダヤ教の人々は大きく揺れ動きました。
いや、揺り動かされたと言ってもいいでしょう。
結局御言葉を信じずイエス様を殺したユダヤ教の人々はその後大きな苦難の歴史が成されました。
その一方、イエス様の御言葉を信じた人は最初は苦難を受けましたが、次第に栄えました。また、霊が天国に行く救いの歴史が成されました。まさにヨエル書3章16節の預言が成就されています。

このように、旧約時代の預言は新約時代に成されました。ただし、どのように成されたかは新約時代にならないとわかりません。
比喩で与えられているものもあれば、実際にその通りになったこともあります。しかし、全てが旧約聖書に書かれていたわけではありません。

旧時代の預言は、新時代に成就する。

そのことを考えさせられるヨエル書でした。

余談ですが…ヨエル書には「酒」に関する話が多く出ています。特に

酔える者よ、目をさまして泣け。
すべて酒を飲む者よ、
うまい酒のゆえに泣き叫べ。
うまい酒はあなたがたの口から断たれるからだ。-ヨエル書1章5節

は割りと印象に残ります。「ヨエル書」に「酔える者」って表現があるのですから…(笑)

お後がよろしいようで。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代まであと一歩。数学者を志す大学院生で、教育系の仕事もしています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。

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