私の経験したバイト「結構大変」編

おはようございます、satoです。

発達障害、特にAD/HD(注意力散漫で見落とし、聞き漏らしがよく出る、多動でじっとしてられない)、ASD(過集中、現実的なことを考えることが苦手、動作の始動がかかりにくい)、HSP(細かいところも感知する、深く考え処理する)傾向のある私が、数学研究の傍ら様々なバイトをしました。
前回は自分の特性と合っていたバイトを紹介しました。その結果をまとめると
ある程度複雑でない作業で、積極的に分からないところを聞いても大丈夫なバイト
が合っていました。

今回は、逆に「合わない」、というより「なかなかに苦戦した」バイト、また「どう考えてもこれは向いてない」と感じるバイトを挙げてみます。

経験したけど、かなり大変だったバイト

・工場系
→やることはベルトコンベアから流れてくるものに対して何かしらの加工をしたり、社員さんの補助をしたりする単純作業。
前回合っていると思った「搬入・搬出系」のバイトと作業自体は同じです。
しかし、実際にはかなり苦戦した経験の多いところでした。

搬入・搬出系と大きく違うと感じるところの一つが作業する量が予め決まっていて、時間に追われることが多い点です。
搬入・搬出系はある程度の枠組みは事前に決めますが、現場に出てレイアウトを変更することも多く、多少何かが足りないということが起きても「そうなんだ~了解~」という感じで問題にならないことが多かったです。
これに対して、工場系のバイトは、その多くが「一日に作る量」がはっきりと決まっており、しかも品質管理のこともあるのでミスをすることがあまりできないことが多いです。また、結構時間ギリギリになるということもあります。

それに伴ってか、社員さんの雰囲気がとてもピリピリしているということがよくあります。
何故か分かりませんが、工場系の社員さんは結構悪口を言ったり、かなりイライラしている人が多く、それが特性上キツイのです。
たとえば、私が一日バイトで行ったところで、初めてきたと話していたのですが、ある工程を突然振られて「どうすればいいんですか?」と聞いたら
「僕やっていたでしょ!ちゃんと見てよ!」
と言われました。
私はその時別の工程を別の部屋でやっていたので、正直そこまで目がいきませんでした。
この方が特別悪い人、というわけでなく、直後にやり方を教えてもらって、何か言われた時に「それはこうだったはずです」と話して、別の社員さんがフォローした際には謝られました。
時間が足りず「即戦力がほしい」という心理が働いているのだと思われます。

もちろんすべての場所がそういうわけでもなく、同じ工場でも別の部署になると雰囲気がとても良いところもあります。そういうところでは安心して作業を続けられます。(余談ですが、いい雰囲気の部署は比較的立場が上の人が一緒に作業をしていることが多かったですね)

作業自体は単純なので長いですし、比較的向いている内容なのですが、聞き漏らしや動作のギャップなどでうまく行かないことが多く、それが「一発で作業を理解してこなしてほしい」というニーズと合わないというのが私の印象でした。

・塾講師・家庭教師
→これまでと大きく変わって、「人を教える」バイトです。
そして、現在もやっているバイトなのですが、実はなにげにこれまでで一番大変だなと感じているバイトでもあります。

というのも、これまで挙げてきたバイトとかなり性質が異なります。
とりわけ成績を上げる、という目標が明確にも関わらず、どのようにすればこれが成せるのかがはっきりしていないというところが難しさの最大の要因です。
失敗が許されず、かと言って「成功する方法」が明確でない、という点で非常に苦労しています。

特に、自分がやる内容が決まっていたとしても「生徒一人一人」の状態によって臨機応変に対応しなければならないというのがとても難しい点です。
塾講師にしても、家庭教師にしても、ただ「分からないところを聞いて、じっくり教えていく」というだけが仕事ではないのです。もしこれだけで仕事ができるなら私はそこまで苦戦しない、というかとても好きな仕事になります。

しかし、実際のところはこうはいきませんでした。
家庭教師の場合は、生徒の内容に合わせて宿題を出す、ということをしていましたが、これが正直難しかったです。何分私自身あまり宿題をしてこない(直前になってやる)タイプの人でしたので感覚が分からず…。
塾講師の場合は私自身が宿題を決めることはあまりないのですが、宿題は当然出します。
そして、それをしっかりさせることが重要になってくるのです。
この生徒にしっかりさせるというのにとても苦戦しています。これは「現実的なことを考えるのが苦手」な私の傾向の問題なのかなと思います。

また、臨機応変に対応すること自体は経験でそれなりにカバーできるのですが、そうなると「注意力散漫で何かしらの漏らしが出る」傾向によって色々なミスが生じるのです。実際、今のバイトでは一つの授業でやることがかなり多く、「臨機応変な対応」によって漏らしが出てしまうことが結構多いです。

ちなみに、家庭教師の方は、幸いに保護者がとても寛容な方でとても気持ちが楽になりました。
また、一応の目標はなんとか達成できました。

まとめますと、私が今現在やっている塾のバイトが、現時点ではもっとも苦戦しているバイトである、ということです(笑)
しかし、これは感謝することでもあるのです。自分が苦手としていることをどのようにして乗り越えるのか、神様の御言葉に照らし合わせて作るしかないからです。これによって、自分の作られていない部分を作り、磨くことがこの後の人生に大きく影響していきます。

とりわけ、来年は節目となる年。
だからこそ、これまでにないもがきと困難を通して自分を完全に作る必要が出てくるのです。

ひとまず、Yoさんの記事を読みながら、私も社員さんに「自分の現状」をしっかり告げることをしてみようと思った次第であります。

その他向いてないであろうと思われるバイト

最後に、私がまだやっていないけど向いてなさそうなバイトをいくつか紹介。

・引っ越しバイト
→日雇いバイトの代名詞ですが、「重い物を一人で運ぶ」こともあるバイト。
時間のこともあるし、責任も大きい、さらに「重い物を持つ筋力がない」私には一番不向きなバイトと思われます。
一般に「重めの肉体労働」系はあまり向かないだろう、という見立てです。

・コールセンター
→これは「高給バイト」の代名詞ですが、こちらは「電話」というところに難が…。
別のバイトで電話対応をすることもあったので、喋り自体はある程度訓練でカバーできますが、「聞き漏らし」の問題、「顧客対応」による緊張とダメージに耐えられるか、そして「周りの雰囲気」が問題です。
おそらく、電話系は避けた方がいい、というのがハロワに行ったときの見立てであります。

以上、まとめますとミスをするとリカバーできない環境、作業が曖昧な仕事はあまり向いていないというところになります。ご参考まで…

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。