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バーチャル世界の進出に見る『魂』の存在

おはようございます、satoです。
今日はインターネットで新たに広がっている「バーチャル」の世界を見て色々考えていきたいと思います。

かつて、空想の世界で(例えば攻殻機動隊とか電脳コイルで出たような)電子の世界が発展して「自分の肉体から離れて別の肉体を使う」という話が良くありました。これは、肉体から別の肉体へ、というだけでなく「バーチャル世界に進出して、普通体験できないことを体験する」という話も含まれます。
そして、その中で「バーチャル世界への進出」がにわかに広がりつつあります。

VRやAR技術が発展したことで、「現実世界に空想世界が混ざる」という経験が始まっているのです。
その中で有名なものは「ポケモンGO」ではないのでしょうか。
スマホを介して「現実世界に分布されているポケモンをgetできる」ということは、ポケモンが好きだった人の夢を実現する大きな転換となったはず。
あれは、現在小説で書かれているほどではないにしろ、確かに「現実と空想の融合」が成されているのです。

もう一つ発展している分野が「バーチャルYouTuber」、略してVTuberです。
元々空想の存在がライブをする、ということは初音ミク等のVocaloidによって実現されていましたが、それからさらに進んだ「仮想の電子体を用いて実況やら何やらをする」ということを始めたのがVTuberです。
先駆者が誰かはよく分かっていないのですが、キズナアイを始めとしたいわゆる「四天王」の台頭に始まり、各分野にVTuberが進出、発展しています。
個人的には学術系のVTuberが増えているのはとても良くて、色々見て勉強になります。
この間は数学系のVTuber『曲直瀬おめが』さんのこちらの動画を見て、勉強をさせていただきました。

ちょうど「接ベクトル束の接続」を知りたかったので(研究の分野的には代数的な接ベクトル束になりますが)、本当に助かりました。
このように、各分野の勉強した人が『顔出しによるリスク』をなくして話ができる/聞けるのは数学研究の新たな形になりそうだな、って思います。

ところで、このVTuberは『本当に存在している』のでしょうか?
今までのアニメだったら明確に「現実に存在しない」ということができますが、VTuberの場合、「姿形や名前は存在していないが、その中には確かに本物が実在する」という非常に曖昧な存在だな、と個人的には思います。

何でこのようなことが言えるのか、というと、アニメキャラと違って、VTuberは「実際に他者と対話できる」という特徴があります。
動画のコメントを見て返信したり、中には生中継を介して視聴者とやり取りする、ということもできてしまいます。
それは、「動画に台本があるかどうか」によらず、「確かにそこに存在している」という感覚を呼び起こさせます。
たとえ「キャラが設定されていた」としても、「セリフが決められていた」としても、それだけではない「何か」を通して人々は「本物」を見るのです。個人的にはそういう人ほど人気が出ているな、と思っています。

実はこの辺の考察のきっかけとなったきっかけが2つあります。
一つは『ヒメヒナ』さんのオリジナル楽曲。
もう一つは『ゲーム部プロジェクト』さんの『事件』です。
(個人的には両方とも好きなVTuberです)
それについて語ると書きたいことが書けないので、別の機会に。

結局、肉体は仮初、物質としては存在しないVTuber。しかし、そこに我々は何かを感じています。
それはなんなのか?
私個人としては、それがである、と感じています。たましい、であり、こん、でもある。
VTuberの様々な行動や言動、そこに我々は「魂」を見ます。それが「存在しないはずのものに存在を感じる」、何かであると感じます。

本来「魂」は夢を見ることでしか見られません。しかし、バーチャルの世界の発展に伴い「物質として実在しない肉体」が現れ、それを介してやり取りできるようになったことで、「魂」が可視化した、というのは大きな事のように感じます。
この世界がもっと発展すると「魂」が触れる時代が来るのでしょうか?

また、先ほどアニメキャラは存在しない、と書きましたがこれは本当でしょうか?
たとえば、私はある程度物語を見ると、時たま「そのキャラがどう話すのか」対話できることがあります。これは、キャラクターの言動・反応・設定を見たことで脳が学習して、「このキャラならこう話す」ということができるからです。
でも、これは実在する人間でも同じように感じます。その人と多く対話することで、その人のことを理解し、対応していくところはこの感覚と似ています。では、このキャラは存在していない、と本当に言えるのでしょうか?

こう考えると、「実在」とは何か改めて考えさせられます。

いずれにせよ、「実在しないキャラを実在させる」という「魂を吹き込む」仕事はとても素晴らしいものと感じます。
そのような仕事をするすべての人に尊敬の念を感じます。

まとまりがつきませんが、今日はこんな感じで。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代まであと一歩。数学者を志す大学院生で、教育系の仕事もしています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。

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