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2014年国際数学者会議@韓国で起きたしるし

こんばんは、satoです。

2014年は色々なことがありました。韓国だけでもセウォル号の事故、ローマ法王の訪問など、悲喜こもごも、今までにない大きなことが起こりました。
そんな中、数学界でもある大きなことが韓国で起こりました。
数学の世界規模の学会、それが国際数学者会議です。これは4年に一度あるのですが、昨年は韓国・ソウルで開催されました。
この会議の開会式では数学で著しい功績を挙げた若手にフィールズ賞を与えられます。これは4人までで、同じような功績を挙げた人の中からは一人しか選ばれないなど、大変レベルの高い数学の賞なのです。
今年は4人選ばれましたが、その中に…
女性数学者がいたのです!

マリアム・ミルザハニ

これは、フィールズ賞が創立されて以来、初の出来事です。ちなみに、彼女はイラン人ですがイランの受賞者もこれが初めて。
ちなみに、功績は「リーマン面のモジュライ空間の力学・幾何学」です。私もよくわかりませんm(__)m

さらに、開会式では韓国の朴大統領、ICM委員長とミルザハニ、三人の女性が前に立ちました。今まで男性が強かった数学界で、これは奇跡的なことです。

今まで男性の力が強かった数学界。その中で、フィールズ賞を受賞した女性が出てくることは、本当に大きなことです。
歴史を見ると、これまでも活躍した女性数学者は何人かいます。
おそらく最初はフェルマーの最終定理の研究で初めて系統的な結果を出したソフィー・ジェルマンではないかと思います。ソフィージェルマン素数の人です。
その当時は「女性は学問をするべきじゃない」という社会でした。親は彼女が勉強できないように灯りを消しましたが、彼女はろうそくを持ち込んで勉強した、という逸話があります。
また、女性は大学に入れなかったので、数学を独学で学び、男子学生を偽ってガウスに結果を見てもらった、という話もあります。
これは彼女の熱意と同時に「女性が数学をすることの難しさ」を現しています。

また、可換環の研究で有名なエミー・ネーター。大学数学で環論を習っている人なら一度は「ネーター環」という言葉を聞いたことがあるはずです。
彼女の時代になると、大学に入ることはできるようになりました。しかし、彼女が著しい功績を挙げ、大学の教授になる際、多くの教授からの反発がありました。
この際、ヒルベルトが「大学は銭湯ではない!」という旨の言葉を発したのだそうです。つまり、「大学で性別を分ける必要はない!優秀な人材なら誰でも教授になる資格がある!」ってことですね。
女性数学者は社会との戦いがありました。決して多数派ではない女性の数学者、彼女たちはその道を拓いていきました。その上に、今女性数学者のフィールズ賞があると考えると…。

「時代が、変わったな」

と思うのです。
成約時代は「新婦の時代」だと摂理の御言葉で話されました。
この国際数学者会議での光景は、まさにそれを象徴するものだと私は感じました。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代まであと一歩。数学者を志す大学院生で、教育系の仕事もしています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。

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