4/28は「四葉の日」というわけで。

おはようございます、satoです。
本日は4/28という日にちなんだ話をしたいと思います。

皆様は『五等分の花嫁』という作品をご存知でしょうか?
このブログを見る殆どの方は知っているように思いますが…。
マガジンで掲載されていた大人気ラブコメ作品です。この作品にはヒロインとして「五つ子」が出まして、五つ子の誰かと結婚するということがわかっているのですが、それが誰になるのか?というのを主軸にしつつ、五つ子と主人公の交流による成長と変化を描いた作品ですな。個人的にはこの人間ドラマが良いと思っています。
推しを見つけ、それを応援する人がとても多いように思います。

ちなみに、私自身はマガジンで最初掲載されたときに少しだけ読んだことがあって、そこからずっと見ていませんでした(たぶん原作1巻くらい?)
改めてこの作品に触れる機会となったのが、私がやっているデュエル・マスターズプレイスで(映画公開に合わせて)コラボをしたときです。(なお、この段階で最後の結末「だけ」は知っていました)
このときにせっかくだから、五つ子にちなんだデッキを作成したいと思って五つ子の性格を自分の中に取り込みつつあれこれ試行錯誤するうちに、最終的に改めて原作を読み、気づいたらめっちゃハマっていました笑

五つ子のビジュアル(2023年のさっぽろ雪まつりにて)
四葉のイラストを見るとなぜか雪玉が飛んでくると思って回避してしまう。

どれくらい、といわれると……2023年のさっぽろ雪まつりで雪像が作られると思ったら実際に見に行って、こんな風に写真を撮ったり、五等分の花嫁展という展示会があればそこに行ったり(しかも2回。別の会場に)したり、というくらいです。

上の写真が五つ子ですが、左から順番に…

ショートで、黄色いカーディガンを腰に巻いているのが長女の一花。

蝶型のリボンでツーサイドアップにしているのが次女の二乃。

ロングで、首にヘッドホンを掛けているのが三女の三玖。(写真だとわかりにくい)

緑の大きなリボンをしているのが四女の四葉。

ウェーブのかかった髪で星型の髪留めをしているのが五女の五月。

となっています。顔は同じ、アニメでは区別できるようにするために髪の色が違いますが、おそらく本来は同じ色なんだと思います。

ところで、この作品では名前から4/28は「四葉の日」と言われています。それで、今日4/28はTwitterで四葉に関する色々なコンテンツがアップされています。

そういうわけで、私も今回はこの四葉について、彼女を通して感じたことを書いていこうと思います。
この作品自体から学んだことはたくさんありますし、五つ子それぞれにも経緯とか学ぶべきことが多かったですが、それは別の機会にしましょう。

実は、原作の内容を知らないデュエプレコラボの段階で一番気に入っていたのが四葉でした。それは単純に明るい性格と笑顔が素敵だったからで、私は「明るく純粋な存在」が好きだったことから来ています。古明地こいし(東方シリーズ)とかと同じ感覚です。

※ここから『五等分の花嫁』の内容に深く入っていきます。ネタバレ等を見たくない方はお気をつけください※
※今回はかなり大雑把に書きます。色々細かいところが違うかもしれませんがごめんなさい…。※

四葉について、物語では「常に人の助けになろうとし、元気で明るく運動が得意。ただ、五つ子の中でも一番勉強が苦手」という風に描かれています。主人公の風太郎に対して一番最初に協力したのも彼女でした。
一方で、いわゆるヒロインレース(恋愛バトル…っていうのかな?)ではあまり目立たず、風太郎に対する感情も途中までは全く見えていませんでした。

ところが、実は彼女は物語の6年前、風太郎が最初に出会った初恋の人であり、そこからずっと彼との約束と恋心を抱えていた、ということが判明します。それなのに、どうして今まで風太郎に対して恋愛的なアプローチをしなかったのか。
この辺りから、私が語りたい話になります。

風太郎との約束とは「お互い立派になって、それぞれ妹と母親を助けられるようになる」というものでした。
それを受けて、四葉は当初勉強を頑張ることにしました。ところが、最初こそ五つ子より成績が良くなったものの、四葉が捨てたゲームがきっかけとなって歴史が好きになった三玖が成績を伸ばしていきます。
その後、他の皆も成績が伸びていく中、四葉は一人伸び悩みます。そうして自信を失ってしまった彼女は、自分の得意な運動にシフトし、様々な部活に所属しながら活躍していきます。それによって、自分は他の皆と違う!と(間違った)自信を持ってしまいました。
…しかし、その代償として勉強をしなかった四葉は落第し、通っていた高校を退学する危機に陥りました。父親の手助けにより「転校」という形になったものの、五つ子の中で一人だけ今の学校からいなくなることに絶望をする彼女。
そこに五つ子たちが現れ、「自分たちはカンニングをした」という嘘をつくことで、四葉と同じところに転校することになりました。「私たちはみんな一緒にいよう」という皆の言葉に四葉は自分の間違いに気づき、悔い改める(という言い方は違うかもしれないけど)のでした。

この「皆によって救われた」ということと、「自分の失敗に皆を巻き込んでしまった」という後悔、そして「自分のためにやったこと」による失敗から、四葉は「自分のためでなく人のために生きる」というスタンスを取っていきます。風太郎に対する恋心もありましたが、三玖を初めとした他の姉妹が風太郎に好意を持った段階で身を引くことにしました。…それでも、恋心は強く募っているのですが。

とまぁ、かなり複雑な経緯を持った四葉ですが、私が彼女について思ったことはここと強く関わります。

私自身も自分の中で許せない失敗をしています。その経験がきっかけとなって、「過去取り返しのつかない失敗をしたけど、そこから反省し、やり直す人」を応援したり、尊敬するようになりました。
その中で四葉は「過去の失敗からやり直したことで、最終的に欲しかったもの(ここでは風太郎)を得た」という物語を持つ存在なのです。現在私が見ているそういう人の中で成功したのは彼女が初めてでした。

「自分のため」を捨て、人のために生きることにした四葉は、人を助けることを積極的にしていました。
その中で、風太郎のことも積極的に助け、支えていくようになります。そのように日常的に過ごす中で風太郎は彼女に惹かれ、最終的には風太郎は四葉を選んだわけです。
ここで面白いのは風太郎は自分が約束した初恋の人が四葉であることは一切知らず、ただ「今の彼女だけ」見て選んだということですね。これはつまり、四葉が過去の失敗から変えていった心と行いによって選ばれたことになります。

この四葉のエピソード、私にとってはとても重要な意味を持っていて、自分もこのように自分を変えていったときに成功できると思えるのです。摂理に来て神様の御言葉を学びますが、それでも「失敗した自分は成功できない」と考えてしまうとどうあっても立ち直れないから。だから、私は四葉が五等分の花嫁における最推しなのです。
「ずっと抱えていた思いが報われてよかった」し「自分を変えて成功した」存在だから。

まとめると、私にとって四葉とは「単純に可愛い存在」というよりは「取り返しのつかない失敗をしたけど、自分を変えることで成功した象徴」である、ということになります。
…新作アニメ「∽」も楽しみですね。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。