【摂理人が書く物語】私たち、天のアイドル「All for One」! その1

ここはとある教会。日々天の新婦となり、主と永遠に暮らすために自分を磨く人たちがいます。
今日もみんなで仲良く
G「ちが~う!そこはそうじゃなくて…」
…あれ?
L「Gさん、それだとイケてないですっ!ここはこうアレンジしたほうが…」
なんか、ケンカ中のようですが…。
G「イヤイヤ!それだと動きにくいじゃない!」
B「…でも、そこはLちゃんの言う通りだと思う。少し見せ方がよくない気がする。」
G「!?Bまで、何を言ってるの!?そう動いたら、Aさんとぶつかるじゃん!」
L「Aさんはそっちに動いてやれば…」
G「そしたら、Aさんがそこにいる意味ないじゃない!?」
どうやら言い争っているのはGさんとLちゃんの二人の様子。Bさんは客観的に二人の話を聞いてLちゃん側に、あるいはGさん側に立っているみたいです。
A「あわわわ…どうしよ…どうしたら…」
そして、そんな三人を見ておろおろしているAさん。
いったい、何があったのでしょうか?
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個性と才能の使命だということで、今週はみんなのタラントを発掘する企画をしようと思います!」
牧会者のその一言により始まった、「個性の王様」芸術祭。
簡単にいうと「自分が持っていて見せていなかった自分の個性や才能を使って芸術をし、それを通して天に栄光を帰しましょう!」という企画です。本番は来週の主日後、夜の時間。
G「でも、場所はどうするんだろ?教会でするの?」
B「どうやら、すでに場所はとってあるみたい。以前から話には挙がってたみたいで…」
G「いつの間に…。」
B「ねぇ、Gちゃん。
だいぶ前に話していた「あれ」、やらない?」
G「あれ…?あ、「ダンスとハモりを合わせてアイドルっぽくアレンジした賛美を捧げる!」ってやつね!
そっか!あれを披露するいい機会だ!!」
ガッツポーズをしながら、気合十分のGさん。
G「あれから少しずつダンスの構想を練って、ある程度はできてるんだ。B、ハモりの方はどこまで進んでるの?」
B「…ごめん、あんまり進んでない。Aとも一度話をしたんだけど…あ、そうだ。
Aから「私とLちゃんも一緒にやりたい!」って話があったんだった。」
G「え!?Aさんも一緒にするの!?
う~わ~!!いいねいいね!!Aさんがいれば歌の方は大丈夫だ!
Lちゃんもこの間バレーを一緒にした感じ、ダンスできそうだし…神様に栄光を帰すチャンスだから、一緒にやろうよ!!」
AさんとLちゃんが入ると聞いてかなり興奮するGさん。
バレーをして以来、GさんはLちゃんのこととても気に入ってるみたいですね。
B「うん、そしたら…Aは仕事、Lちゃんも学校の部活があるから…。」
G「朝!朝に練習したらいいんじゃない?」
B「Gちゃん…まずは二人に話を聞こうよ。」
G「あ、そうだった。イケませんな、勇み足でした。」
そういって自分の頭をポカリと叩くGさん。
B「Gちゃん、たまに…あ、A。」
G「Aさ~ん!!」
A「二人とも、盛り上がってるね!いったいどうしたの?」
B「実は
G「Aさん!あのあの…今回「個性の王様」芸術祭企画するじゃないですか!?
そこで、私とBでダンスと歌をアレンジして賛美しようって話をしていたんですけど…」
B「…」
テンションMAXでAさんに構想を話すGさん。BさんはそんなGさんを見守っています。
A「あ、その話Bから聞いてたよ。もしよかったら私とLちゃんも…」
G「そう!!AさんとLちゃんも一緒に踊って賛美を捧げましょう!」
A「うん…でも、私踊りは苦手で…。」
G「大丈夫ですっ!
踊りながら歌うのって相当体力が必要なんですよね。だから、BとAさんは歌う方に力を入れてもらって、踊りは簡単に…」
A「あ、そうなんだぁ。ちょっと安心したよ。
今日の夜にLちゃんと会う約束しているから、御言葉が終わった後にその話をしてみるね。」
B「うん。おねが
G「わかりました!そしたら、私たちも一緒にそこに行きます!!」
B「…え?」
G「そしたら、一緒に練習できますよね!」
A「あ、そうだね。
そのほうがいいかも。案外時間ないし…。」
B「待って。二人ともLちゃんがやるかどうかわからないじゃない。」
G「大丈夫大丈夫!Lちゃんもそういうの好きそうだし!」
A「神様に賛美を捧げるって聞いたら、たぶん喜ぶんじゃないかな?」
B「でも、時間は…」
A「とりあえず、話してみようよ。」
G「あ、B。
Bは今日の夜は時間あるの?」
B「それは…あるけどさ…。」
G「じゃあ行こっ!
ちょうどいいじゃない、Lちゃんと一緒に御言葉を聞けば私たちがもっと御言葉を知れるしさ!」
B「…まぁ、そうかな。」
Gさんの猛プッシュにより行くことにしたBさん。
Bさんが少し躊躇していたのは、彼女の中で「今日は予定がない」と把握していたのですが、突然の予定変更に戸惑っていたのです。
しかし、Gさん…かなり猪突猛進ですね。
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L「うわぁ!!そんなことするんですか!?私もやりたいですっ!!」
Lちゃんが御言葉を聞き終わって、AさんがGさんのアイデアを話しています。
Aさんの予想通り、Lちゃんは神様に賛美を捧げると聞いてとても喜んで「自分もやりたい!」といいました。
G「ね?大丈夫だったでしょ?」
B「うん、そうだね。」
A「Gさんの話だと、ダンスを踊るんだけど…」
G「Lちゃんは動きがとてもいいから、ダンスを踊ってほしいの!」
L「わかりました!!実は私、少しダンスの練習をしていたことがあるんです!!」
G「え、そうなの!?う~わ~、アドナイ・エレだ!!」
L「アド…?」
B「あ、「神様があらかじめ準備してくださった」という意味だよ。」
L「あ、そういう意味なんですね。
確かに…アドナイ・エレですね!!」
Lちゃんも入って大盛り上がりな女子グループ。
G「よし!じゃあ、さっそく練習を始めましょう!」
「おー!」
Gさんの号令がかかり、始まった練習。しかし、数分後…。
G「ちが~う!そこはそうじゃなくて…」
最初の状況になってしまったのです。
はたして、意気投合していたみんなの間に何が起こったのでしょうか?
→その2

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。