【摂理人が書く物語】見えない世界、見学旅行。おまけ。

D「…そういえば。」
J「?」
D「さっき、喉が渇いて水が欲しい時に「水が半分入ってるコップ」を見つけた瞬間にどう思うか、って話してたじゃないですか?Qさんはどう思いますか?」
Q「私か?私だったら…」
D「(たぶん、「主が見つけてくださった!ハレルヤ!神の作品だ!」とテンションを上げそうな気がするな。)」
J「(…絵のことを考えている間は何も見えないって言ってたけど、もしかしたら「なんだ、こんだけしかないのかコンチクショー」とか思ったりして…)」
2人はQさんの反応を心の中で予想します。
Q「「お、ちょうどいい。
この水で筆を洗おう」と思うな。」
J「…え?」
D「…へ?」
しかし、Qさんの予想外の答えに声が出ない2人。
D「いやいやいや!ちょっと待ってください!?
今「のどが渇いてて、水が欲しいって思ってる」んですよね?それなのに、どうして「その水で筆を洗おう」って発想になるんですか!?」
Q「何を言う。せっかく来ている神様の構想なのに、水を飲んでいる間に忘れてしまったらどうする。それなら持っている筆を洗って素早く構想を描いて、完成してから水を飲めばいい。」
J「本当に…作品を作ることしか考えていないんですね…。」
D「…というか、外に出ている間も作品のことしか考えていないんですか?」
Q「何を言う。作品以外のことも考えている。
神様、聖霊様、御子、主のことを、な。それを如何に私の作品に表現するか。そのことに集中している。」
J「…なんというか…」
D「やっぱり、すげぇ…」
Q「先生には及ばないがな。」
そう、誇らしげに言うQさん。
やはり、普段考えている通りに、ものが見えるのですね。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。