天でも、地でも。【力】は相互作用によって生じる。

こんばんは、satoです。

摂理でも「力」に関する御言葉が色々出てきています。
しかし、そもそも力とはいったい何なのでしょうか?
これは物理学の歴史でも長らく謎とされてきました。

たとえば、地動説で有名なガリレオ=ガリレイは力に関して、観念的でうまく理解できなかったことから力の存在を観測はしていたけれど取り扱うことをしませんでした。
万有引力を発見したニュートンは力を「速度を変化させるもの=加速度を生むもの」として理解し、次の方程式によって定義しました。

    \[F=ma\]

ただし、Fが力、mは物質の重さ、aは加速度です。
しかし、この時点でも力とは何なのかについては観念的な理解のままでした。

現在、物理学では「素粒子理論」が定説とされています。
これは電子や陽子、中性子といった「原子の構造に出てくる粒子」はさらに細かい「素粒子」によって作られているという理論です。
そして、この素粒子というのは「4つの力」、電磁気力、弱い力、強い力、重力によって支配されている、という考えです。
ここで「力」とは素粒子同士の相互作用によって生じるものとされています。素粒子同士で色々なやり取りがあるのですが、それによって力が生じているわけです。
たとえば、わかりやすいのでいうと…電気には「+と-」があります。電子は-の電気を帯びていて、それが多いと-極、少ないのが+極というようになります。そして、電気は同じ極同士だと反発し、違う極だと引き付ける力があるのです。
それで、実というとこの世界で自分たちが感じている力というのはほとんどがこの「電子同士の反発」という相互作用の力から生じているのです。
たとえば、私たちが地面に立っているのは、地面の物質の電子と私たちの体の電子が反発していることで「重力」に逆らうように「垂直抗力」という力が働くからです。

オレンジが箱の重力、青が垂直抗力です。もし垂直抗力がなければ箱はどんどん沈んでいきます。
オレンジが箱の重力、青が垂直抗力です。もし垂直抗力がなければ箱はどんどん沈んでいきます。

このように、私たちの生きているところにおいて「相互作用」によって生じる力の恩恵を受けないところはありません。

私たちと神様の間でも同じです。
私たちが神様との間で「御言葉」を介して「愛の相互作用」をすることによって力が生じます。
特に、私たちが神様から与えられる御言葉を受け入れることによって「力」が大きく発揮されます。私たちの力の源は「御言葉」なんですよね。
「私が生活に流されていく」原因について考えてみましたが、根本的には「自分の中に御言葉がなかった」ということです。だから引っ掛かりがなく、重力で沈むかのように私も生活に埋没してしまうのでした。
確かに祈りから御言葉を取り入れ、御言葉通りにし、御言葉で言われたことを生活の中に導入していくと、力が自然と生じ始めてきました。

そうやって「私たちが御言葉を受け入れ、わかって行い、喜んで生活する」時に神様は私たちから力をお受けになるのです。だから「相互作用」なのです。
御言葉から力を受け、生活で神様に力を与える生活をしていきたいと思いました。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。