「ローザ・パークス」と人間の尊厳。

おはようございます、satoです。

皆さんは「ローザ・パークス」という方をご存じでしょうか?彼女はモンゴメリー州で白人から差別を受けましたが、それに対して毅然な態度で抵抗し逮捕されました。この事件から、キング牧師によって「モンゴメリー・バス・ボイコット」が始まり、アメリカの人種差別法が撤廃されるに至りました。
そう、彼女の「人間の尊厳を守る」行動がキング牧師たちを動かし、歴史を作ったのです。

彼女は仕事の帰り道にバスに乗っていました。そのバスは黒人席と白人席に分かれていて、その日黒人席はいっぱいだったので、彼女は白人席に座っていました。
彼女の住んでいるところには、白人が座れないときは白人席にいる黒人が譲らなければならない、という法がありました。…ただ、生まれた血統の違いだけで。自分ではどうしようもないところで、こんな待遇の差があるとは。
しかし、当時はこのような待遇の差が当たり前でした。ほとんどの黒人はそれに甘んじていました。事実、その日も白人が座れなくなったときに、彼女と同じように白人席に座っていた黒人は皆席を譲りました。
しかし、彼女は立ちませんでした。運転手に注意されても、逮捕されるぞと言われても。

いつもより疲れていたからではなく。
他の理由があるわけでなく。
ただ、「自分に存在するであろう当たり前の権利」を守るために。

そう、「人間の尊厳」を守るために。

人間には、誰もが生まれながらに持つ「基本的人権」が存在します。そう、
「生まれたところによらず、
人種によらず、
血統によらず、
性別によらず、
自分は自分の意思を持ってすべてを決めることができる」
意思決定の権利、です。
これは「神様が人間に与えた最高の宝物だ」と鄭明析先生が話されました。

もしこれを「血統や性別など」によって妨げるならば、それは差別となるでしょう。
もしこれを「脅迫や暴力」で曲げようとするなら、人はそれを拒絶するでしょう。

鄭明析先生は御言葉で私たちに神様を信じ、愛するよう話されます。しかし、そのことを強要されません。
それは神様が「人間自らが愛を捧げる」ことを願われるからです。
だから、先生も私たちに強要はされません。洗脳も脅迫もありません。そんな摂理だからこそ、私たちは愛で、喜びで走れるのだと思います。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代になりました。目指せ数学者。数学というフィールドを中心に教育界隈で色々しています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。