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【摂理人が書く物語】生活の中の小さな英雄。side:B+C

C「どうしたの、B?」
Bさんの顔色が悪いのを見て、声をかけるCさん。
B「…」
しかし、Bさんはうつむいたまま何も話しません。
C「とりあえず…座ろっか…。」
Cさんの呼び掛けに、答えはしないけれどCさんの隣に座るBさん。
心に色々たまっているのか、本当に何も話せないようです。
C「…」
B「…」
黙ったまま、河原に座る二人。風がそよそよ吹き、川がとうとうと流れるのをじっと眺めたまま、二人は何も話しません。
C「…」
B「……」
蝶々が翔び、蜂が蜜を集めている中、二人は何も話しません。
B「…何も。」
C「?」
そんな沈黙を破ったのは、Bさんでした。
B「何も…聞かないんですか?いつもだったら真っ先に「どうしたの?」って聞いてくるのに…」
C「Bが話したくなったら、いつでも話していいよ。私は聞くから。」
B「…」
Cさんの答えに、Bさんは再び沈黙。しかし…その心は少し解けたようでした。
B「…最近。」
C「うん。」
そして、Bさんがその心を打ち明けます。
B「生活の中の英雄になりなさい。生活の中の引き上げだ。と先生が話されているのを聞いて、私も生活の中で引き上げられるように頑張ってみたんです。」
C「うん。」
B「でも…うまくいかないんです。どうしても、力がなくなってしまう。どうしても、眠ってしまう。どうしても、心が緩んでしまう。どうしても、私の習慣が出てしまう。
それで、時間が流れて、自分がしようと思っていたことができなくて…」
C「…うん。」
Cさんに話しながら、涙がこぼれるBさん。
B「せっかくGちゃんも戻ってきたのに、Gちゃんが頑張って走ろうとしてるのに…私は何も変わらない。変わって…いない。
そのことが、申し訳なくて…苦しくて…」
C「うん。苦しくなるんだね。」
そんなBさんの打ち明け話に、Cさんは耳を傾けます。
B「そう…なんです。変わろうと思っても…気がついたら同じ生活で…それでも、私は…頑張ろうって思って…友達に…会いに行こうとしたんです。聖書に…興味があるって言ってた友達に…」
嗚咽を交えながら、Bさんが話し続けます。
B「でも…そしたら…」
C「…うん。」
…涙のあまり声を出せないBさん。
それをひたすら見守るCさん。
B「…」
C「…いいよ。落ち着いてからで大丈夫。」
B「…はい…」
Bさんが落ち着くまで、Cさんは待ち続けます。
B「…友達と…一緒に…先輩が、いたんです。」
C「先輩が、いたんだ。」
B「はい…。教会を出た、あの先輩が…。それで、わかったんです。
先輩が友達を使って…私を…」
C「…そうなんだ。」
B「私は…友達と会わないことに…したんです。
でも…なんだか…裏切られた…気がして…」
C「うん。」
B「そのことが…ショックで…それで…何も考えられなくなったんです…。」
C「うん。…苦しかった、よね。」
B「…はい。」
C「もう、大丈夫だよ。」
B「…!」
C「大丈夫。主は、Bのこと、ちゃんと見てくれてるよ。」
B「…」
Cさんの一言で、Bさんは再び泣き出してしまいます。
たまっていた不安、苦しさ、心の傷…それが、解け始めて…。
B「…」
Bさんは涙が止まりませんでした。
———————————
Cさんの成長。

この記事を書いたブロガー

sato
「素直に、深く、面白く」がモットーの摂理男子。霊肉ともに生粋の道産子。30代まであと一歩。数学者を志す大学院生で、教育系の仕事もしています。
軽度の発達障害(ADHD・PD)&HSP傾向あり。

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